電力省次官「イラン、近い将来水危機に直面」
2013年05月15日付 Mardomsalari紙

 電力省次官は、イランが近い将来、水危機に直面するとの警告を発した。

 イラン学生通信によると、アリーレザー・ダーエミー氏は第二回「国際旱魃プログラム」会議で、〔‥‥〕イラン、そして基本的には中東全体が地球の乾燥帯に位置していると強調しつつ、「我々は10年間にわたり、次々と干ばつに直面してきた。降水量は通常の75%まで減少しており、これは北アフリカを起点とする気候変動を示すものである」と述べた。

 電力省の上下水問題を担当する同氏は、現在の人口の増加と水不足は明白であると指摘し、

イランはまもなく、水不足の危機に直面する国の一員へと変貌するだろう。例えば、1960年においては1人あたり6000立方メートルの水が確保されていたが、1990年においては2000立方メートルになった。そして西暦2025年には1人あたりの水の量はおよそ1000立方メートルになるものと予想されている。つまり我々の状況は年々厳しくなっているのだ。

と述べた。

 ダーエミー氏は、1960年にイランが有していた水資源は世界平均の半分だったと指摘した上で、「20年後には、利用可能な水の量は4分の1にまで減少すると予想されている」と述べた。

 同氏は人口の増加に言及し、「過去80年間でイランの人口は7倍に増加し、人口の拡大は工業や農業の発展、そして都市生活の拡大を伴った。我々が水危機の瀬戸際へと近づいているのは、そのためなのである」と語った。

 同氏はまた、気候変動により降水量が減少していることを強調しつつ、

その一方で、イランにおける降雨の分布は極めて不均等であることに注意しなければならない。国土の4分の3は完全に乾燥した地域にあり、降水量は50mm~100mmである。アルボルズ山脈やザグロス山脈といった山脈があるために、我々はアフリカ季節風による雨の恩恵を受けられず、これが原因で我々は水不足に直面しているのである。

と述べた。

 ダーエミー氏は国土の大部分が沙漠地帯に位置し、厳しい干ばつが繰り返し起きていると強調した上で、「降水量4000億立方メートルのうち、2700億立方メートルが熱のため蒸発してしまう。また、地表面を流れる水の量は920億立方メートルで、380億立方メートルは地下水となった状態で存在している」と述べた。

〔‥‥〕


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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(翻訳者:8411168)
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