バーゲリー=ランキャラーニー、ジャリーリーのために出馬を辞退
2013年05月20日付 Jam-e Jam 紙

 イスラーム革命永続戦線が大統領選の最終候補者に擁立したカームラーン・バーゲリー=ランキャラーニーは声明を発表し、サイード・ジャリーリーのために選挙戦から退くことを表明した。

 イスラーム革命永続戦線の広報サイトを引用する形でジャーメ・ジャム・オンラインが伝えたところによると、サイード・ジャリーリーのために立候補を辞退したカームラーン・バーゲリー=ランキャラーニーの声明文は、以下の通り。

〔‥‥〕

われわれの革命は今や、抑圧者との戦いにおいて重要な局面に立たされている。神の宗教の敵は、この革命を屈服させようと全力を傾けており、この神聖なる運動を後退させ、抑えつけるためならば、いかなる努力も惜しんではいない。

敵の敵意は、何ら驚くに価しない。しかし、敵のビロードの手袋の下に隠された鋳鉄を見定めることなく、〔欧米諸国との〕対立解消の妄想とともに、微笑み外交を勧める一部の友人たち、あるいは権力への執着から分析を誤る者たち、あるいは利己主義に陥って、横道を本道と勘違いしている者たち、あるいは真の原理主義ではなく党派主義を基本に据えている者たち、彼らの呑気な楽観論には、実に驚くべきものがある。この真と偽の戦いにおいて、彼らは国益や体制の利益ではなく、敵の暴虐の手伝いをしているのであり、権力のためならば何をやっても良いと考えているのである。

こうした状況にあって、確かな見識と、われわれを取り巻く現状に対する正確な理解、自己犠牲の精神、人民とこの革命の神聖なる指導者への信頼、そしてなによりも神への信仰、これらがわれわれの最上の資産なのである。

〔‥‥〕

声を一つにして、反逆者たちの反逆行為、そして逸脱者たちの逸脱に対してともに立ち上がり、この革命がイマーム〔・ホメイニー〕の遺志に反して、卑しき者たちの手に落ちることのないようにすることが、われわれ全員の義務である。〔‥‥〕私はイスラーム革命の言説内部での争いが正しいことだとは思わない。それゆえ、私に対して愛情を示してくれた全国の親愛なる人々全て、〔‥‥〕特にアーヤトッラー・メスバーフ=ヤズディー猊下に感謝しつつ、革命と信仰の仲間であるジャリーリー博士の立候補が決定的になったことを踏まえ、イスラーム革命永続戦線とも協議した結果、希望と正義、堅忍不抜の言説を守るため、私は今季の大統領選への立候補を辞退することにし、ジャリーリー博士を支持することを表明するものである。

〔‥‥〕


Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(革命永続戦線、ランキャラーニー氏を大統領候補に擁立)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:30077 )