サーマッラーでイラン人参詣者ら、爆発テロに巻き込まれる
2013年05月26日付 Hamshahri 紙


【ハムシャフリー・オンライン】巡礼参詣庁アタバート[※1]局局長は、[イラク中央部・チグリス川に面した都市]サーマッラーからセイイェド・モハンマド廟[※2]へ向かう道中で爆発が起き、イラン人参詣者5人が死亡し、17人が負傷したと発表した。

※訳注1:「アタバート」は、シーア派聖地を指す。
※訳注2:「(セイイェド・)モハンマド」は、シーア派第10代イマーム「アリー・アル・ハーディー」の息子。


マスウード・アハヴァーン同局長は、ファールス通信記者とのインタビューのなかで、こう述べた。

爆発は、アンサール・アル・マフディー(マフディーの援助者たち)会の一行から成るイスファハンの参詣者らのバスの道中で起きた。この団体は、巡礼参詣庁からの許可なしで、今回の参詣に参加しており、同庁の監督のもとにはなかった。


さらに、同局長は、この事故での負傷者の人数について、これまでに、5人が殉教し、17人が負傷してメッカ市内の病院で治療を受けていると述べた。

また、同局長は、「このテロ事件で殉教したのは、ハーニイェ・セビーリー、モハンマド・アリー・モフターリー、アースィイェ・シェエルバーフ、ファルザーネ・サーダート・ガーズィーアスギャル、フェルドウス・ハーディヤーンである」と公表した。

巡礼参詣庁アタバート局局長によれば、このサーマッラーでの爆発事故により、同地域への参詣は、再びキャラヴァン(許可制の団体旅行)での実施が再検討される可能性がある。

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( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:30116 )