フィールーズアーバーディー少将「大統領選での国民の一票は戦場での一兵卒の価値」
2013年05月25日付 Jam-e Jam 紙

 フィールーズアーバーディー少将は、選挙への参加は国家の安全と〔敵に対する〕抑止力を保証するものだとした上で、「選挙こそ、〔ハーメネイー最高指導者が年初の演説で今年のスローガンとして掲げた〕《政治的偉業》の象徴である。〔選挙で投じられる〕票が一つ多ければ、それは戦場で兵士が一人多いのと同じことなのである」と指摘した。

 軍統合参謀本部長を務める同少将は、第11期大統領選に立候補した候補者の資格調査における護憲評議会のパフォーマンスについて触れ、「イラン国民を歓喜させてくれた尊敬すべき護憲評議会に対し、我々は感謝している」と述べた。

 イラン学生通信の報道によれば、ハサン・フィールーズアーバーディー少将は、今週のテヘラン金曜礼拝での説教前の演説の中で、初代イマーム・アリー生誕とホルダード月3日〔西暦5月24日〕のホッラムシャフル解放記念日を祝いつつ、「ホッラムシャフルの勝利はジハード(聖戦)、〔精神的な〕価値観の勝利、そして聖コーランの偉大なる勝利〔という理念〕に現実に該当する出来事なのである」と述べた。

 公益判別評議会の委員の一人である同氏は、イマーム〔・ホメイニー〕の道には〔道を踏み外さないための〕道標があると指摘し、次のように述べた。

ヴェラーヤテ・ファギーフ(イスラーム法学者の統治)と護憲評議会は、純粋なるイスラームと革命の道をまっすぐ進むためにイマームが残してくれた、重要な忘れ形見である。堅忍不抜の精神を有する護憲評議会に幸あれ。われわれはイラン国民を喜ばせてくれた護憲評議会のメンバー全員に感謝している。

 同少将はまた、次のように述べた。

ホッラムシャフル解放後も、我々は戦争を継続しなければならなかった。というのも、サッダームが和平に応じず、戦争継続を求めたからだ。だが最終的には、我々は自らの意志を敵に押しつけ、勝利を獲得した。

 同氏は「敵は人民と体制の間の絆を弱体化させようとしている」とした上で、「〔ハーメネイー最高指導者が年初の演説で述べたように〕政治的偉業と経済的偉業を成し遂げ、人民に奉仕し、〔当局者が〕意見を一致させることにこそ、この問題を解消する方法があるのである」と指摘した。

 同氏はさらに、「大統領選挙に熱気あふれる形で参加し、相応しき人物、快活で思慮深く、計画性があり、有能で、国民、わけても恵まれぬ人々に対して共感することのできる人物を選ばなければならない。そしてあなたがたは、立候補資格を得た8人の候補者の中から、こうした基準に当てはまる人物を選び出さねばならないのである」と指摘した。

 同氏はまた、「イラン軍はいつでも祖国イランという存在を守る準備ができている」と指摘し、最後に「親愛なるイマーム・ハーメネイー万歳」「親愛なるイラン人民に健康と喜びを」と叫んで、自らの演説を締めくくった。

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