マーレキー氏はさらに、「この計画の実施は、〔国境付近に住む〕人々や国を助けてくれるものである。100万人以上に及ぶ州の国境住民がこの計画の施行対象に含まれることが予想されており、彼らの雇用創出や生活、そして国境の治安に重大な役割を果たすだろう」と言明した。
商品・外貨密輸対策本部の本部長はまた、「密輸対策本部が考えている第3の計画は、家畜の輸入である。アフガニスタン政府から必要な許可は得ており、食肉となる家畜については屠殺するために、繁殖用の家畜については国境住民の訓練・就業のために、スィースターン・バルーチェスターン州に輸入されることになっている」と述べた。
同氏はさらに、次のように指摘した。
密輸対策本部やその他の機関にとって最も重要なテーマは、チャーバハール港の〔地理的な〕位置を活用し、〔同港からイラン北部、ないしアフガニスタン・パキスタンに向けての〕商品の輸送ラインを活性化させることである。これに関連して、国家安全保障最高評議会は密輸対策本部をその任務に指名した。そして外務省や情報省、治安当局、税関、そして商品・外貨密輸対策本部などの機関から構成された委員会が立ち上げられ、問題が検討されて、本部に報告が行われた。
またマーレキー氏はその上で、「イランの玄関口としてミーラク国境が発展していくことが、密輸対策本部が掲げる重要目標の一つである。そのために、この玄関口の活性化に向けて、必要とされる措置やフォローアップが行われてきた」と続けた。
同氏はまた、「一昔前は、一日に80~90台のトラックしかミーラク国境を通過していなかったが、これまでの対策によって、その数は現在一日240台に達している。しかし、その数はまだ満足のいくものではなく、もっと増えていく必要がある」と述べた。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:30168 )