帰国のエルドアン首相、空港で支持者に演説
2013年06月07日付 Zaman 紙
写真はヒュリエト紙へのリンク(http://www.hurriyet.com.tr/_np/3315/20403315.jpg)
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06.07 03:00
エルドアン首相は、北アフリカ訪問を終え、トルコに戻った。首相を出迎えるために何千もの人が空港を埋めた。首相はここで演説した。


エルドアン首相の演説のなかの主要な発言は以下のとおり。

・このような深夜に、この素晴らしいイスタンブルの夜に、この幸せを味あわせてくれた皆さんに、感謝する。

・ここから、イスタンブルに、サラエヴォに、ガザに、メッカに、メディナに挨拶する。

・我々は、どんなときも人の心を傷づける側ではなく、人の心をつかむ側にいた。まっすぐに立ったが、人と角突き合せることはなかった。

・争いによっては、私たちの職務は果たせない。破壊し、ぶち壊すことでは、仕事はできない。

・強調したいのは、金融ロビーの妨害にもかかわらず、我々がここまできたことだ。トルコ国民の額の汗を、金融ロビーの餌食にはさせない。

・我々は、「我慢を!」といってここまできた。

・あるものは私に対し、「首相は50%の人間のための首相だ」という。違う。我々は、7600万のだれも無視しなかったし、みなのための奉仕者だ。

・我々は、こうした仕事をしているといって、皆の前にたっている。

・これまでの出来事を分析し、その後に対応をする。信任してくれているのは国民だ。その見返りをえるのも国民だ。投票箱の前で、(人々の)この信任に、誰も手を伸ばせない。

・15本の木のために起こされた運動で3人の命が失われた。

・警官隊を撤退させよというが、ここは出はいり自由な無法地帯(yol geçen hanı)ではない。警官が過剰な暴力を使った可能性はある。それについては必要なことが行われている。閣僚が、その対応にあたっている。だからといって、誰にも我々を攻撃する権利はない。

・不法な状態になっているこのデモは、終わりにすべきだ。真摯な感情からそこにあつまりテロ組織の道具となっている人々は、そこを去るべきだ。

・ここにいる皆さんは、鍋やフライパンをもってはいないでしょう。ここが大事だ。(支持者の)この若者たちは、フライパンではなく、コンピュータをもって行動する。(注:ゲズィ行動への応援で、鍋やフライパンを叩くことが行われたことを受けている。)

・トルコの発展を、神以外のなにものも妨害することはできない。


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:30256 )