アズハル学院総長、イランを非難
2013年05月27日付 Mardomsalari 紙

 イラン政府、そしてエジプト政府も、イランはエジプトでシーア派の文化を広めようと試みてはいないと繰り返し強調しているにもかかわらず、アズハル学院の総長は、「スンナ派諸国におけるシーア派拡大に向けたイランの企て」なるものについて、批判する発言を行った。

 イラン学生通信の報道によると、アズハル学院のアフマド・アル・タイイブ総長はドバイ・テレビとのインタビューの中で、「スンナ派諸国におけるシーア派拡大に向けたイランの企て」なるものを批判した上で、「この問題はアズハル学院にとって認められるものではなく、受け入れがたい」と述べた。

 同氏は続けて、エジプト・イラン間の宗派対立の存在について言及し、「この対立は、イランに存在する宗派〔=シーア派〕への〔エジプト側の〕反感に根本的な原因があるのではなく、同国がその拡大、つまりエジプトの若者やその他のスンナ派の人々のシーア化を企てていることに、その原因があるのである」と主張した。


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:8411027 )
( 記事ID:30263 )