エゲ大経済経営学部教授、デモ参加の学生に青空補講―明日は期末試験
2013年06月07日付 Milliyet 紙


エゲ大学経済経営学部のチュルケル・ススムシュ教授は、タクスィム・ゲズィ公園の事件に抗議するためイズミル・ギュンドウドゥ広場で開催されたデモに参加する学生のため講義を行った。

ススムシュ教授は、昨晩(6日)のデモに参加した学生を広場の隅に集め試験前に「原価計算」の補講を行った。芝の上に座った学生は、移動式の黒板で講義する教授に集中して講義を受けた。

チュルケル・ススムシュ教授は、講義が終わるとアナトリア通信に対し、抗議には個人として参加したのであり大学を代表しているのではないと述べ、「一部の学生は民主的な権利を行使するためにデモに参加しています。大学当局から、『講義ができないので、期末試験を延期してもらえますか』との要求がありました。この要求は適当ではありません。明日、原価計算の講義から試験をします。デモに参加したい学生は試験勉強ができないのではなかいか、と考え、このような方法を選び、補講しました」と話した。

ススムシュ教授は学生に講義の間は騒動を起こしたりスローガンを叫んだりしないように求め、何ら不都合なことはなかったと説明し、次のように話した:

「ここに集まった学生は挑発したり度を超すような行動は一切起こしませんでした。非常に素晴らしい祝祭的雰囲気の下、講義しました。試験範囲の内容を補講しました。講義の終わりに、学生に難しい所からは試験問題は出さないという吉報を伝えました。祝祭的雰囲気の下、我々は講義を行い、民主主義の権利も行使したのです。」

経営学部4年生のドルクジャン・ケスキンさんは、3年生の時から原価計算の講義を取っていると話し、「教授は原価計算の中間試験のところから期末試験のところまでの部分を補講してくださいました。この講義は昨年単位を取れませんでした。教授が講義すると言われたので我々も参加しました。挑発行為は全くなく、私たちはただ講義を聞いていました。明日試験です、私にとって良い復習になりました」と話した。

講義が終わると、学生らは独立行進曲を歌った。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:30272 )