土曜の夜のタクスィム広場、大盛況―サッカー・チーム応援団も集結
2013年06月08日付 Cumhuriyet 紙


タクスィム地区のゲズィ公園の抗議運動は12日目になり、なおも人々の注目を集めている。(サッカーの)フェネルバフチェとベシクタシュのサポーターたちがゲズィ公園で抗議運動に参加している。

タクスィムのゲズィ公園抗議運動へのサッカーチームのサポーターたちの参加は、日を追うごとに勢いを増しながら続いている。フェネルバフチェとベシクタシュのサポーターたちはカバタシュ地区で合流しつつタクスィムへと向かった。

手に手に新月旗とアタテュルクの肖像を持ち、カドゥキョイ港前に集まった人々は、「2011年7月3日を忘れない!フェネルバフチェ・サポーター」と書かれた横断幕を広げ、「すべての場所がタクスィムだ、全ての場所で抵抗を!」とスローガンを叫んだ。

彼らの中には、ガラタサライやベシクタシュのユニフォームをきた人々も見受けられた。市内運行船に乗り込みカバタシュ港にやってきた一団は、そこでまた別のフェネルバフチェサポーターたちと合流した。

■ゲズィ公園抗議運動、12日目に突入

ゲズィ公園の抗議運動は、12日目も続行し、警察の介入のない静かな夜を過ごした。タクスィム広場とゲズィ公園に昨日夕方た以後、流れ込んだ何千人もの人々は、夜半まで歌などを歌っている様子が見られ、楽しんでいた。

朝になり新しい一日がはじまると、まず掃除と朝食が行われた。一部の若者は朝明るくなると、空き地を見つけてサッカーに興じていた。

■抗議運動、学力判定試験に配慮

中等教育終者向けの学力判定試験のため、抗議運動の参加者たちは、試験期間中は声を落として、スローガンは叫ばなかった。

■サポーター達がタクスィムに向かってデモ

フェネルバフチェとベシクタシュのサポーター達は、彼らの組織が発表した声明により仲間にゲズィ公園反対運動への参加を呼びかけた。ふたつのグループは、それぞれのチームの創立年(注:ベシクタシュは1903、フェネルバフチェは1907)に集まり、タクスィムに進む。アタテュルク文化センターの前で合流し、ゲズィ公園に一緒に行進する。

ベシクタシュのサポーター集団「チャルシュ」は今日19:03にベシクタシュ地区で集まり、タクスィムに向かってデモをする。フェネルバフチェのサポーター達も17:00にカドゥキョイを出発し、19:07にアタテュルク文化センターの前で合流する。

そしてベシクタシュとフェネルバフチェのサポーターたちはそれぞれの活動の情報を次のように共有した。

■ベシクタシュ・チャルシュ応援団の呼びかけの内容

ベシクタシュ・チャルシュは本日19:03にタクスィムに向かってデモをする!

ベシクタシュの世界的に有名なサポーター集団であるチャルシュは今夜19:03にタクスィムのゲズィ公園に向かって更新する。ツイッター上のハッシュタグは#1903tesemttengeziyeである。
「19:03のサポーター」たちは、本日ベシクタシュで集合し、タクスィムのゲズィ公園に向かって出発する。これはチャルシュ史上最大の行進となる。行進は(ベシクタシュのシンボルである)鷲の像からタクスィムのゲズィ公園まで。

■フェネルバフチェサポーターもタクスィムにデモ

フェネルバフチェのサポータープラットフォーム「第12番」の情報によれば、黄と紺(フェネルバフチェのユニフォームの色)のサポーター達は、グループでタクスィムに行進をする。発表は以下のとおり。

「抗議運動の初日からずっと、タクスィムで他のチームのサポータ-と一緒に、正当で誇り高い戦いに身を投じてきたフェネルバフチェサポーターは、ゲズィ公園の抗議運動を盛り立てるべく行進をする。2013年6月8日(金)17:00にカドゥキョイ港に集い、カドゥキョイからカバタシュ行きの船でカバタシュに向かい、そこで個別の参加達と一緒になってタクスィシムに向かう。」

アタテュルク文化センターで他のデモ参加者が集合するフェネルバフチェサポーターは、ここからデモに出発する。ゲズィ公園の、他チームのサポーター集団と一緒に抗議運動を盛り上げるという。

◇参加予定のグループ:1907 Ünifeb、Grup CK、Kill For You、Vamos Bien、Sol Açık、FEDER,、Cadde

◇行進のプログラム
*17.00 カドゥキョイ港集合
*17.30 カドゥキョイ-カバタシュ運行の船に乗船
*18.00 カバタシュからタクスィムにデモ
*19.00 アタテュルク文化広場前到着
*19.07 アタテュルク文化広場前から出発、ゲズィ公園のサポーター集団たちと合流

◇どうか気をつけて!

「行進にはトルコ国旗、フェネルバフチェチーム旗、一緒になる他のチームの旗だけがもちこまれる。全てのフェネルバフチェサポーターはこの点によく注意を」
との表現が用いられた。

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( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:30310 )