デモ隊側代表、声明を発表―政府の対応を批判
2013年06月08日付 Milliyet 紙

イスタンブルのタクスィム広場やトルコ国内の多くの都市で5月27日に始まり、ゲズィ公園の取り壊しに反対するために拡大した活発な抗議活動は、11日目に突入した。

【デモ隊側代表の声明】

「タクスィム連合」として、この11日間、私たちの要求をあらゆる場所で強く主張しています。
この騒乱で死亡したアブドゥッラー・ジョメルト氏、メフメト・アイヴァルタシュ氏、ムスタファ・サル氏らの遺族の痛みを分かち合い、数千もの負傷した市民の早い回復をお祈りします。
6月5日、「タクスィム連合」と市民の要求をビュレント・アルンチ副首相に送りました。
しかし、それ以降今日まで我々の要求は一つとして顧みられていないようで、この問題にいかなる具体策も提示されていません。いまだトルコ各地で警察が暴力をふるい続けています。
6月5日に政府側代表とコンタクトをとって以来、我々デモ隊側には面会の申し入れなどが一切ありません。
政府側代表には、我々の要求に耳を傾け、要求実現に向けた具体的な行動を今一度呼びかけます。デモ隊の要求はシンプルです。再度、繰り返して要求したいと思います。

・ゲズィ公園は公園として保存すべきである。
トプチュ兵舎の再建も含めて、いかなる建造物もタクスィム・ゲズィ公園に建造しないこと。建造計画中止を公式に発表し、アタテュルク文化センター取り壊しに関する事業計画を中止すること。

・タクスィム・ゲズィ公園内の取り壊しに対する抵抗運動に端を発した、国民の最も基本的な民主主義的権利の行使を妨害し、武力弾圧を命じさせ、またその命令を受け実行し、何千もの人々の負傷と、市民3名の死亡をもたらした、イスタンブル、アンカラ、ハタイの各県知事ならびに各警察署長をはじめとするすべての責任者の罷免と、ガス爆弾やそれに類似する物質の使用禁止。

・国内各地で抵抗運動に参加したとして逮捕された市民を迅速に解放すること。
また彼らについて、いかなる追及捜査も行わないと発表すること。

・5月1日(メーデー)の舞台となる、タクスィム、クズライをはじめとするトルコにおける全ての広場や、公共の場での、集会・デモ活動の禁止や妨害行為を取りやめること。また、表現の自由に先立つ障害を撤廃すること。

政府側の代表者は明らかですし、我々の要求も明確です。
我々は、政府が社会的な反発を注視し、責任をもった行動をとり、また、提示され、何百万もの人々により毎日主張されている要求を実現することを求めます。

「タクスィム連合」として、ゲズィ公園を、都市を、そして権利要求を支持する全市民を、6月9日日曜日16時よりタクスィム広場で開催される集会で待っています。
我々の要望が聞き入れられるまで、この場所に留まります。

2013年6月8日 「タクスィム連合」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:30311 )