タクスィム広場の人間の鎖
2013年06月11日付 Hurriyet 紙

06.11 11:13
公園の木を守るためにはじまり、15日間ゲズィ公園で世界に範となるデモ行動を示したゲズィ対話プラットフォームは、今朝、警官に投石しようとする人々を制止しようと努力した。その後、公園に警官隊が入らないように、新たな衝突が起こらないようにと、人間の鎖をつくり、装甲車の前に立ちはだかった。


トルコは今朝、警官隊がタクスィム広場に対した行った介入で目覚めた。機動隊は朝7時半に広場にはいった。ゲズィ公園抗議で新たな衝突が起こるのかとの恐れが生じた。しかい、15日前に、イスタンブルで、その後トルコ中や世界に見本となる抗議活動を展開したゲズィ公園抗議運動者らは、公園の中に入り、待機をはじめた。

イスタンブルのムトゥル知事は、ツイッターで、ゲズィ公園には介入しない、警官隊はアタテュルク文化センターとアタテュルク像の回りのプラカードと写真を取り除くだけだと発表した。警官は実際、ゲズィ公園には介入しなかった。警官はたえず、「投石をしないでください、放水はしませんから」とアナウンスをした。しかし、9時ごろにはテンションがあがった。一瞬にして警官の前に飛び出した一部のグループが、警官に火炎瓶をなげはじめた。衝突がおきると、警官は、放水をし、催涙ガスを放った。デモ隊の一人は、警官隊をとめるため、装甲車の下に横たわった。

■「暴力行為をした人々に警告」

催涙ガスを浴びながらもゲズィ公園の抗議者らは、事件の拡大を防ぐため、公園の外にでて警官を襲っている連中を制止した。石や火炎瓶を投げるのを止めようとした。

■「手をつなごう」

この行動をみて、広場の緊張はおさまった。そして、デモ隊は、再び緊張が高まるのを防ぎ、同時に公園を守るため、手をつないで「平和の鎖」をつくった。装甲車の前にたった抗議者らは、警官と衝突することなく、タクスィム広場とゲズィ公園を守り、またもや語り草になる民主的な行動を実現した。

■県知事が感謝

イスタンブルのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事は、「ゲズィ公園の若者らが公園の外にでず、待機してくれたこと、タクスィム広場で警官と機動隊と衝突しようとしたグループに、ある意味で(衝突の)口実をつくらないでくれたことは、非常に意味深く、貴重なことであった。心から感謝する」と述べた。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:30372 )