エルドアン首相、代表団と面会―会合4時間
2013年06月12日付 Yeni Safak 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、ゲズィ公園の代表者らを公正発展党本部に迎えた。
エルドアン首相は、挑発的行動が行われないことを条件として、ゲズィ公園に行くと述べた。

■30分話し、4時間聴いた

得られた情報によれば、エルドアン首相は、4時間半の会談のうち30分間話した。エルドアン首相は、4時間あまり代表団のメンバーが何を要求し、なぜデモ行為に参加したのか、彼らの意見を聴いた。匿名の代表団メンバーは、エルドアン首相は友好的であったと述べた。参加メンバーは、エルドアン首相が解決法を探っているということに納得したと述べ、「首相は我々の説得に努めた」と述べた。同メンバーは、会談で住民投票の提案も話題に上ったと言い、 「しかし住民投票案はわれわれのものではない。この事態には別の解決方法も必要だ。」と述べた。代表団からはこの提案に対して肯定的または否定的な回答は無かった。エルドアン首相の住民投票案に対し、数人のメンバーは肯定的に受け止めた。

■保証してください、行く準備は出来ている

代表団メンバーは、エルドアン首相は友好的なデモ隊に対して対話の門を開いていると述べ、エルドアン首相の「そこでいかなる挑発行為も行われないと保証してください。(そうすればゲズィ公園に)話し合いに行く準備は出来ている」という言葉を伝えた。代表団はこの提案に対して、彼らは一集団を代表しておらず、そのような保証は出来ないと伝えた。匿名の別のメン バーも、エルドアン首相がゲズィ公園の若者たちを理解しようと努めたと述べた。

■3大臣が出席

政府および公正発展党の代表者としては、首相のほか、ムアンメル・ギュレル内務大臣、エルドアン・バイラクタル環境・都市開発大臣、オメル・チェリキ文化観光大臣、ヒュセイン・チェリキ公正発展党副党首、エフカン・アラ首相府事務次官、エルドアン首相の最高顧問であるアンカラ県選出のヤルチュン・アクドアン国会議員も 会談に臨んだ。会談では代表団へ果物の盛り合わせとジュースが提供された。

■スメイイェ・エルドアンも出席

会談に出席したゼフラ・オネイ氏は、ツイッターアカウントから面会に関する情報を公開した。オネイ氏は、会談に首相の娘であるスメイイェ・エルドアンさんも参加したと明かし、またエルドアン首相は落ち着いていたと伝えた。オネイ氏はツイッターアカウントを通して情報を流し、「エルドアン首相との会談が始まった。ムアムッメル・ギュレル内務大臣、オメル・チェリキ文化観光大臣、エルドアン・バイラクタル環境・都市開発大臣、首相の娘さんのスメイイェ・エルドアンさんと、互いに面識のない12人の人間が会談に出席している。雰囲気は穏やかで、首相は落ち着いている。個人的に意見交換ができることを願っている」と続けた。

学者から市民社会団体の代表者、学生、芸術家までと様々な層の代弁者となったこの代表団には、以下のメンバーが名を連ねた:建築家のセルヴァ・ギュルドアン氏、映画監督のクトゥルウ・アタマン氏、大学生のニル・エユブオールさん、舞台芸術家のアフメト・ミュムタズ・タイラン氏、タクスィム・プラットフォーム広報官で学者のベチュル・タンバイ教授、イスタンブル工科大学都市地域計画の地域メンバーのハレ・チュラジュ氏、ソーシャルメディア専門家のゼフラ・オネイ氏、芸術家のルメイサ・キゲル氏、イペキ・アクプナル准教授、出版者のズュルフィカル・キュリュム氏、エルドアン首相に公開書簡を書いた公正発展党党員のビュレント・ペケル氏。


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:30400 )