ロウハーニー、大統領選を制す:市民ら、街頭で歓喜
2013年06月15日付 Hamshahri 紙

【ハムシャフリー・オンライン:6月15日22時37分時点】第11期大統領選の最終的な開票結果が発表されたことを受け、多くの市民、特に若者らが首都テヘランの街頭、特に〔テヘランを南北に貫く目抜き通りの〕ヴァリー・アスル通りに繰り出し、喜びを表現した。

 イラン学生通信(ISNA)の報道によると、キャリーム・ハーン通り、ジョムフーリー通り、ヴァリー・アスル通り、ファーテミー通り、パレスチナ広場、ケシャーヴァルズ通り、エンゲラーブ通りなど、テヘランの西部から東部地域へと向かうルートで、多くの市民の姿が目撃されるという。

 ISNA記者がテヘラン市全域から伝えたところによると、治安維持軍が市民らと協力して、市内の秩序維持と車両の往来確保に努めているとのことである。市民らもまた、治安維持軍の協力に対し、「治安維持軍に感謝」などのシュプレヒコールを上げている模様。

 また、街頭に繰り出している一部の集団の中からは、ハサン・ロウハーニー博士やセイエド・モハンマド・ハータミー、ホッジャトルエスラーム・ハーシェミー=ラフサンジャーニー、モハンマド・レザー・アーレフらを支持するシュプレヒコールも聞かれた。

 ハサン・ロウハーニーの写真や紫色のリボン、そしてハータミーとハーシェミー、およびロウハーニーが隣り合って写っているポスターを手にした一部の市民の姿も見られた。

 また中には、長時間にわたって口笛を吹いたり手を叩いたり〔して喜びを表現〕している市民らに、〔ロウハーニー師の選挙スローガンである〕「深慮と希望の政府」と書かれた鍵形の帽子〔※〕を配ることで、1800万票を得て選ばれた新大統領を祝う者もいた。

※訳注:ロウハーニー師は選挙期間中、鍵を手にして現状の打破を訴える姿がしばしば見られた。なお「深慮と希望の政府」の「深慮」にあたるペルシア語は「問題の解決に向けた慎重で理性的な考え・施策」という意味である。

 外国メディアの一部記者もこの喜びの様子を伝えており、市民らにインタビューを試みていた。車やバイクに乗った市民らも、クラクションを鳴らし続けることで、喜びを分かち合った。


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:30453 )