AKP支持率は、35%?、49%、51%?―世論調査結果
2013年06月17日付 Milliyet 紙

メトロポル社が行ったアンケートによると、AKPの支持率は35%、最も好意的な政治家は72.5%でアブドゥッラー・ギュル大統領が選ばれた。

メトロポル調査会社は、ゲズィ公園の活動後にアンケートを行い、「今週日曜に選挙があるならば、どの政党に投票しますか?」との質問に「AKP(公正発展党)に投票する」という回答者が35.3%であったとの結果を得た。62.9%が「ゲズィ公園は緑地として保つべきだ」、49.9%が「AKP政府は権威主義化している」と回答した。

また、ポルマーク調査会社のアンケートではAKPの支持率は51%、ANDY-AR社の調査では48.8%、アンカラ社会調査センター(ANAR)の調査では49%であった。
トゥデイ・ザマン紙(2013年6月17日付)で報道された一部詳細は以下のようなものである。
49.9%:「AKPは権威主義である」
メトロポル社が全国で行った調査において「AKP政府は権威主義的、抑圧的であるか?それとも民主的になっていると思うか?」との問いに対し、回答者の36%は「民主的である」、49.9%は「権威主義的になり始めた」と答え、14.1%は無回答であった。

政府が個人の私生活に過剰に介入しているか?との問いに対し、54.4%が「はい」、40.4%の人が「いいえ」と答え、回答しなかった人の割合は5.2%であった。回答者の49.7%が、政治思想を公表することに不安を感じていることが判明し、「トルコに報道の自由はあるか?」との質問には回答者の53.3%が「いいえ」と答えた。

62.9%:「ゲズィ公園を緑地として残すべきだ」
調査の他の回答によれば、回答者の62.9%はゲズィ公園が緑地として残ることを望む一方で、23.3%の人は老朽化した建物の改修を支持した。アンケートでは公選大統領制の承認に関する質問に42.9%が否定的な回答を行った。

メトロポル社は、これを昨年のアンケート結果と比較。AKPへの支持が11%減少し、エルドアン首相の人気もこの1か月の間に7%の減少が起こったと発表した。アンケートでは、全国での市民の活動が正当であると考える人が44.4%であったことが判明したが、45.5%の人々が部分的に正当ではないとの見方を示した。62.1%がメディアは報道を公正な形で伝えていないと考えている。また、53.3%が報道の自由がないと考える一方で、41.1%はこの意見に反対している。

■この日曜日に選挙があるなら・・・

「この日曜日に選挙があるなら、どの政党に投票しますか」との問いへの回答は以下のようになった。
AKPに投票する:35.3% 
CHP(共和人民党)に投票する 22.7% 
MHP(民族主義者行動党)に投票する 14.5% 
BDP(平和民主党)に投票する:6.2% 
未決定:7.6% 
未回答6.2%

メトロポル社の2013年4月のアンケート結果における同様の質問に対しての回答は、AKP が36.3%、CHP が15.3%、MHPが 10.2%、BDP が3.8%だった。
同社の最新のアンケートによれば、政治家の中で最も支持を得た人物は72.5%でアブドゥッラー・ギュル大統領、2番目には53.5%でエルドアン首相だった。

■ポルマーク社:51%がAKPに

毎月定期的に調査を行うポルマーク調査会社も、6月7日(金)に電話を通して国民の意思を計った。このアンケートの結果、政党得票率が他のアンケートと相違がなかったことが明らかになった。AKPが51%、CHPが22%、MHPは14%の得票率である。

CHPはここ最近で最も得票率を落とした。クルド問題解決プロセスの間、得票率を伸ばし続けていたMHPだが、バフチェリ党首がゲズィ公園活動に関し明確な立場を表明できなかったために、勢いを失い始めている。

AKP選挙管理委員会のムスタファ・シェントプ会長は、ゲズィ公園ショックがAKPへの票を失わせたと指摘する。シェントプ会長は、デモの展開がエルドアン首相の今後の大統領就任の可能性に障害となるかという質問に対しては「それはない。公正発展党も、首相の力も強まっている」とコメントした。

■ANAR社:公正発展党の得票率は49%

AKPも81県で10万人以上の対面調査を依頼。アンカラ社会調査センター(ANAR)が、AKPについて81県で10万人以上と直接面会して行った調査の結果を公表した。先週まとめられたアンケート結果は、ANARのブラヒム・ウスル所長が出演した生放送番組で行われ、同じ番組内でANDY-AR社のファールク・アジャル取締役も調査結果を発表した。

ANARのイブラヒム・ウスル所長は先週まとめたAKPについての最新の調査において、81県10万人以上の人々と面会したことを述べ、各党の得票率を示した。ANARの行ったアンケートによれば、今日選挙があればAKPが49%、CHPが24%、MHPは12%の票を得ることになる。

■アジャル氏「ほぼ選挙結果を表す」

ANDY-AR社が5000人を対象に行った調査では、AKPが48.8%、CHPが26.2%、MHPは議席獲得の最低得票率すれすれの10.4%であった。ファールク・アジャル氏はこの最新の調査を説明。「ここ数日で行われた調査はどれほど正確ですか?」との問いに対し、「調査結果は、3ヶ月後を示しているのではない。我々は今週の日曜日について聞いている。本日出てきた数字は、ただ今日を表す数字だ。しかし調査結果が今週日曜日を表すものであっても、おおむね選挙結果を表す図になると言うことができる。つまり、特殊な事件が発生しない限りは、この調査を選挙結果としてとらえることができる」と述べた。

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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:30476 )