経済制裁、次なるターゲットは自動車とリヤール:一方で米-イ貿易額は大幅増加
2013年06月06日付 Jam-e Jam 紙

イラン大統領選挙を直前に控え、アメリカ政府は、新たな経済制裁によってイランに対する圧力をより強化するために総力をあげているかのようである。

バラク・オバマ大統領は、イランの石油化学産業への制裁に加えて、イラン通貨であるリヤールと自動車産業を制裁対象とする内容を含む大統領令への署名をし、承認された。
 IRNA(イラン国営通信)によれば、ホワイトハウスより発表された声明では、この新たな大統領令はイラン通貨リヤールを標的としていると述べられている。特に、イラン通貨リヤールと関わる資金取引を行う、あるいは、そのために便宜をはかる各国の金融機関、および、イラン国外でリヤールを含む金融口座を保有する者を制裁対象としている。

さらにこの大統領に基くと、新たな制裁は、イランの自動車産業による製造品の購入や調達、輸送やサービスの利用を明確に意図して、イランとの資金取引やその他の取引を行おうとする者に対しても課されることになっている。


■イランとアメリカの貿易額は前年比40パーセント増加

こうした状況のなか、アメリカ合衆国商務省は次のように発表している。

アメリカの対イラン貿易額は2013年の最初の4か月では、前年比で40パーセント増加しており、1億2010万ドルに達した。そして、このうち、1億1850万ドルは、アメリカからイランに対する輸出を含むものである。アメリカが長年に渡りイランに対して経済制裁を行ってきたにも関わらず、である。

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( 翻訳者:8409042 )
( 記事ID:30482 )