エルドアン・オバマ、1時間の電話会談
2013年06月25日付 Milliyet 紙

オバマ大統領は、昨夜エルドアン首相と1時間の会談を行った。会談ではゲズィ公園運動とその後、そしてシリアをはじめとする地域問題が議題に上った。

レジェップ・タイイプ・エルドアン首相とアメリカ合衆国バラク・オバマ大統領は、昨日急遽電話会談を行った。オバマ大統領がエルドアン首相へ電話を掛けたことにより実現し、1時間という長時間続いた電話会談では、ゲズィ公園運動とその後、またシリアをはじめとする地域問題が議題に上った。首相府が行った書面による発表には、「親愛なる我らがエルドアン首相は、会談をきっかけにゲズィ公園に関連する事件についてアメリカ合衆国オバマ首相に報告した。二人の指導者は、会談の間、報道と表現の自由に加え、暴力を伴わない集会とデモの自由についても、トルコとアメリカは共通の価値観を持っていることを強調した」と述べられた。会談において、G8首脳会議でのシリア協議やジュネーブ2国際会議の準備についても触れられた。

■アルンチ副首相の会見

会談は昨日の閣僚会議中に行われた。オバマ大統領は、閣僚会議が続いている時にエルドアン首相に電話をかけた。エルドアン首相も、閣僚会議を中座しオバマ大統領と1時間に及ぶ会談を行った。会談後閣僚会議に戻った首相は、閣僚に前向きな会談が行われたと説明した。閣僚会議後、記者会見を開いた政府のスポークスマンであるビュレント・アルンチ副首相は、突然の会談について説明を行った。

■ゲズィ公園運動について

以前に比べ長時間続いたことで注目を集めたこの会談では、両国関係ならびにゲズィ公園運動とその後の展開、またシリアをはじめとする地域問題が議題に上ったと述べられた。
エルドアン首相は会談において、オバマ大統領にゲズィ公園問題の展開に関する情報提供を行った。二人の指導者は会談の間、報道と表現の自由および暴力を伴わない集会とデモの自由についても、両国は共通の価値観を持っていることを強調した。
首相府から深夜0時21分に行われた書面発表では、会談ではシリア問題に重点が置かれたと述べられた。
発表では「地域問題についての意見交換が行われた。この中でG8首脳会議におけるシリア協議やジュネーブ2国際会議の準備についても触れられた。二人の指導者は、アサド政権が国民に対し化学兵器を使用したことを指摘し、政治的解決のためにトルコとアメリカの協働と、シリア国民連合や高等軍事評議会への支持を継続していくと明らかにした。テロとの闘いについても共通の取り組みと協力を続けていくと話した」と述べられた。

首相府が行った発表において、ゲズィ公園運動に関し以下のように述べられた:
「親愛なる我らがエルドアン首相は、会談をきっかけとして、ゲズィ公園に関連する事件についてもアメリカ合衆国オバマ大統領に情報提供をした。二人の指導者は、会談中、報道と表現の自由に加え、暴力を伴わない集会やデモの自由についても両国は共通の価値観を持っていることを強調した。」

首相府は、電話会談に関して世論に向け発表の準備を行った。発表は共同のためアメリカによる文書確認が待たれた。この理由で発表は昨夜遅くに行われた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:30556 )