「クルド問題解決賢人会議」、最終レポートを提出
2013年06月26日付 Milliyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が主導する首相府執務事務所にて賢人委員会の最終会議が行われた。会議は14時頃開始され17時30分頃終了し、賢人委員会は首相に報告書を提出した。

賢人委員会東部アナトリアグループが公共政策安全庁を通じて首相に提出した報告書が発表された。

報告書によると委員会は、マラティア、エラズー、ハッキャーリ、ヴァン、トゥンジェリ、エルズィンジャン、ビンギョル、ビトリス、ムシュ、ウードゥル、カル ス、アルダハン、アール、エルズルムの14県、ユクセクオヴァ、タトヴァン、ドーウベヤズト、ムトキ、ギュルオイマクの5郡、アルトゥンオヴァ、ハスキョ イ、ディゴル、ダープナル、ススズ市の計24の自治体と共に活動した。

同委員会ではジャン・パケルが議長を務め、スィベル・エルアスラン、アイハン・オガン、マフムト・アルスラン、アブドゥルラフマン・ディリパク、イゼッティン・ドアン、アブドゥルラフマン・クルト、ズベイデ・テケル、メフメト・ウチュムが参加し、171カ所で開催し、2万9546人と面談したことを発表した。こうした面談では2,010人が発言し、159の個人と団体が準備し860人が集会の間に書面で意見を表明した。

報告書では[クルドとの和平]プロセスに関係する勧告と要望が6項目にわたってまとめられた。要望は以下の通り列挙された。

■1. 社会的精神状態についての勧告と要望

-西部の人間[トルコ人]は[クルド人への]先入観から救済されるべき

-地方(南東部を中心とするクルド地域)における衝突から生じた重いトラウマ(の存在)がトルコの世論に知られていないこと、この原因となっている誤った認識を解消するため尽力すること

-[クルド側の]人道的要望がトルコ国内の様々な地域の人間から「分離独立要求」として認識されないこと

-宗教が平和プロセスにおいて活発な役割を果たすこと、[ムハンマドの]最後の説教を中心に兄弟の原則を優先すること

-和平プロセスを阻害する言葉(テロ組織、赤子殺し、など)[の使用]が放棄されること

-精神的トラウマを解消するための社会プロジェクトを進展させること

‐国により理不尽な目にあった全ての人の名誉を回復すること

‐シェイフ・サイード、サイード・ヌルスィ、サイイド・ルザーといった人物の名誉を回復すること

‐姉妹都市、疑似家族化がおこなわれるべき

‐オピニオンリーダーが参加すべき

‐1937、1938年のデルスィム虐殺の非難

‐民族や宗派の差別、同化政策にピリオドを打つこと

‐西側地域で生活する者向けの東部観光を開始すべき。西側は東部を知るべきであり、東側は自身のことを発信すべき

‐この国はすでに唯一の宗教、唯一の言語というような言い方を持ち出さない

‐一元論を放棄すべき。唯一の宗教、唯一の民族ではなく、共通の同胞、共通の国家と言うべき

‐国家はクルド市民にも、また(誤った、または不足した知識を与えたことで)トルコ市民にも謝罪すべき

‐型にはまった言い回しをやめるべきだ。トルコ国旗、トルコ国民、トルコ人だと言える者はなんと幸せなことか、トルコ人にはトルコ人以外に親友はいない、トルコはトルコ人のものだ、一人のトルコ人は世界に値する、というような

‐共和人民党と民族主義者行動党は[和平プロセスへの]消極的な態度をやめるべき。政治家同士の争いはやめるべきだ。首相は意義のある職務をおこなっている。任務に集中させるべきだ。野党もプロセスの成功のために召集されるべきだ。首相の召集に応じないならば大統領が呼びかけるべきだ。柔軟な言葉でやり取りすべきだ。平和プロセスの責任を公正発展党にのみ負わせるべきではない。

■2.政治的勧告と要望

A. 法改正において
‐新憲法

‐母語による教育

‐選挙における(投票率10%以下の場合)議席足切り制限撤廃

‐政党法の改正

‐地方自治体の権限強化

‐テロ対策法の撤廃

‐政治的恩赦

‐オジャランの釈放(この要求は親オジャランの政治運動により組織的に言い出されたものであるが、ほかのクルド人政治グループ(アザーディーのような)もこの要求に加わっている。この要求はオジャランの[収容]状態を改善させるものとして述べられたもので、関連箇所で記された要求とは別のものとして表にあらわれ たものである。)

‐真に民主的でなければ平和ではない。プロセスは相互対話の形で話し、[一堂]一つのテーブルについたという点では成功であるが、平和が全体に及ぶためには真に民主的であることが必要だ

‐トルコ[全体]国会議員、地方議会があるべき。州制度が必要

‐宗教に関する制度が再編成されるべき

‐民間代表者の会議

‐(アレヴィー派の)集会所を、礼拝所の位置づけで法的に表現とするべきだ。2009年の「民主的開放」(プロセス)と同時にアレヴィー研究会が立ち上げられた。しかし、アレヴィー派の期待に応えられなかった。たとえば集会所への許可は出なかった。アレヴィー派の支払った税金ではモスクは建設されるが、集会所は全く建設されていない

‐全ての被害者へ賠償金が支払われるべき

‐空論上の民主主義から実践的な民主主義へと移行すべき

■B.運営・管理、安全保障の面

-PKK(クルド労働者党;非合法)や武装集団のみを対話者とすべきではない。地域の市民をまるごと対象とすべき。[宗教的指導者の]シェイフ、セイダー、ほかの役職の者も含めて

‐検問の廃止

‐地雷撤去

‐農村への帰還

‐自警団・警吏隊体制の中止

‐村落防衛隊制の撤廃

‐村落防衛隊職を務める者の社会的権利を保障すること

‐地域へ任命された管理者が市民と調和すること

‐武力衝突時代に任務についた者の異動

‐「東部任務」という単語の撤廃

‐地域的要素の強い名称の復興(デルスィム、ゲヴェル、チョレメリク、エラズィズ)

‐通り、学校、空港のような場所のイノニュ、フェヴズィ・チャクマク、アブドゥッラー・アルプドアン、サビハ・ギョクチェンといった人名にちなんだ命名をやめること

‐左派組織:特にトゥンジェリでPKK以降、トルコ労働者農村民解放機構(TIKKO)や毛沢東主義共産党(MKP)のような組織に注意すべき。PKKの武器がこれらの組織に引き渡されると言われている。トゥンジェリ市民はこの組織へ武力闘争が不毛であると説明せねばならない

‐トゥンジェリ都市部を『誰かが私たちを監視している』ドキュメント番組の家のように監視しているカメラの撤去

‐トゥンジェリのダム建設の停止

‐サイイド・ルザ―の墓の公開

‐敬虔な信者の問題に着目すべき。国家は宗教とも和解すべき。地方ではいまだコーランを説く者は罰されている

‐スカーフ問題を解決すべき

‐大学での密偵活動に終止符を打つべき

‐宗務庁と会談しイスラーム社会共通の言語を使用すべき。民族主義的な表現を取り出すべき。トルコ語の単語を排除して、クルド語で表現し、このようなフトバを[アナトリア中央部の]ヨズガトで詠めば、どうなるのか。

‐オジャランは解放されなくとも和平交渉は進められるべき。少なくとも彼の待遇条件は緩和されるべきである。

■C.司法プロセスの観点では

‐エルゲネコン事件が「フラト(ユーフラテス)川の東」でも取り上げること

‐ロボスキー事件の解決

‐ウルデレ大量殺人について謝罪すべき、実行者らは刑に処せられるべき

‐集団墓地を公開すること

‐病人の囚人を釈放し治療を受けさせること

‐過去に誤りを犯した官僚、兵、警察官を裁くこと

‐コルクマズ・ターマのような公然と不正を働き、[そのことで]よく知られた兵は裁かれるべき

3.経済的プロセスに関する勧告と要求

‐高原の使用禁止の撤廃

‐国境貿易の解放

‐国境緩和政策のもと自由通行制度の設定

‐司法改革と同様に経済計画も必要である

‐地方の畜産、農業(特にいくつかの地域のオーガニック農業)、養蜂の潜在性を活用すべき

-地方の観光の潜在性を活かすために特別な取り組みをおこなう

■4.文化についての提案と要望

‐教育制度を全面的にゼロから再編すべき。困窮の根本に教育制度がある

‐メディアが使用する言葉を変更すること、プロセスを支援する言葉を使用すること

‐教育プログラムを地域[事情]に応じて再編成すること。歴史、論理の授業に重点をおく必要がある

‐プロセスを阻害する番組の廃止

‐ディヤルバクル刑務所を人権博物館へ改変

‐差別的、愛国的表現の山々や看板からの消去

‐「[1933年作成の]宣誓」の消去

‐民主主義は大学にも存在すべき。大学から政治的圧力はなくなるべき。自由な科学・芸術が存在すべき。後進的でファシスト的な対応を終えるべき。学生がクラブを結成することも許可しない。教師は、差別をおこなってクルド人学生のクラブ顧問[就任]を受け入れるようなことはしない。

‐イスラム系NGOは世俗民族的アプローチから遠ざかるべき。真のイスラム的理解を実践すべき。メドレセの復活と社会的平和への貢献が実現されるべき。よりよい、正統的な措置が講じられるべき。コーランと割礼を中心としないならばどうなるか。ハマスとパレスチナ解放運動の両勢力間の仲介人をつとめる人物がこの点でなぜ措置を講じないのか。2つの泉はシェイフ・サイードとサイード・ヌルスィである。名誉回復されるべき。

‐賢人委員会を拡大し継続すべき。我々はあなた方の立ち位置を知っている。あなた方は[この件で]不動の決意をもっていない。しかしあなた方が「真実を追求する者」であることは理解している。正義の名のもとに被害を受けた者、犠牲者の側に立つべきである。「平和の使者」、「希望の使者」と言える。「正義の集団」。あなた方は正義を明らかにするために組織され集団となった者たち。「知識人委員会」

‐国家観が変わるべき。ひとつは賢人委員会も国家の軍、警察をプロセスに含むべき。トルコ人が非人道的となることに対しクルド人が同じことをすることは解決 にならない。国家が非人間的になることも解決策ではない。国民国家、神聖国家の認識を捨て、寛大で情け深く、役に立つ心安い国家としての認識に転換すべき。共和国は全ての者(スンニー派、アレヴィー派、クルド人など)へ境界をもたらした。時の経過の中で皆自分らしくいられなくなった。平和プロセスの安泰のために国は宗教と、政府はアナトリアと和解すべき

‐トルコ言語協会、トルコ歴史協会のような団体と同様、クルド言語協会、クルド歴史協会といった団体も存在すべき

‐現存各種言語機関の卒業者に教員資格を与えるべき

5.社会的正義の要望(雇用、収入保障、奨励金など)

‐失業問題の解決

‐組合の組織化の阻害要因の排除

-収入保障のため社会政策の促進

‐地方に対する奨励策の拡大

‐地方に任命された、特に警察官らに対する労働条件を改善すべき、昇進の扱いでは平等が実現されるべき(警察学校卒業者と高等学校卒業者の間の不平等の解消、つまり一般の警察官としてキャリアを開始した者と警察学校卒業者として開始した者との間の差別が撤廃されること)

6.自然環境に関する勧告と要求

‐社会的な和平は自然環境にも視野を向けるべき。森、渓流、土壌、水、これらは失われつつある。

‐地域で失われ、焼かれた森を再生すべき。地域の森は失われた。村落防衛隊を植林作業に任ずるべき

‐地方で(特にトゥンジェリ・ムンズル、ピュルミュル渓谷で)実施が検討されている水力発電主要計画(HES)を再考すべき

■プロセスに関する懸案事項

報告書や面談の中でプロセスに関し主張された懸案事項も共有されている。懸案は「保障」「管理」という項目において説明された。

1. 保障に関する懸案

‐また我々は丸め込まれるのだろうか

‐8回繰り返されたこのプロセスの9回目も不毛に終わるのか

‐犯人不明と言われるが全て犯人は明白である

‐一人も訳もなく[ゲリラになるために]山岳地帯に入った者はいない

‐首相は朝令暮改の発言を行っている

‐政府は融和的ではない

‐すぐ先に選挙を予定しており、シリア政策の間接的な[影響を受けた]文脈の中で平和を欲している

‐現行の仕組みは実際には平和の実現は望んでいない

‐ある者はこの国の所有者で、ある者は客といったあり方ではないべき

‐軍事作戦は中止されず、新たな村落防衛隊が雇用され、新たなギャング組織がつくられ、警察署も建設されている

‐親族の流血を免じることはできるが、無駄にすべきではない

‐トルコ共和国はトルコ人だけのものになるのか

‐クルド人指導者を獄の中に押しこめてどう和解すると言うのか

‐あなた方の言語(トルコ語)を変えずにどう和解するのか

‐知識人らはテロという表現を用いるがこれは中立性を損なう

‐ローザンヌ以降クルド人は騙され、また騙そうと試みられた。もはや彼らが騙されのを望まない

‐クルド人以上にトルコ人を説得すべき

‐地域では検問所、不法者、銃を持つ者が多数いる

‐トルコ国家の知性、良心を信じていない。我々にこの点をどのように保障するのか

‐トルコ人はクルド人と平等になることを望んでいない

‐生まれたときからずっと我々は兄弟であると言っていたが、これを確認できたことはない。したがって私はもはや兄弟関係ではなく法的な平等を要求する

‐トルコとクルドの兄弟関係は平等を生み出さないかもしれない。相互の平等もなく兄弟と言うことは正しくない

‐協会、団体、財団などが結成させられている。まるで[オスマン期の]ハミディイェ連隊の現代版のよう

‐平和と言ってもどのような平和か。[他者を]傷つける平和ではだめだ。精神的な戦争を継続させる者がいる

‐新たな「東部改善報告書」はいらない

‐トルコの報道はまだ以前と同じ悪い言葉を使っている

‐統一と進歩委員会以降、クルド問題とはクルド人を管理下に置く問題だ。毎回クルディスタンへの征服が計画された。2005年に首相は素晴らしいことを述べたが、後に誤った措置を講じた。二人の指導者の態度は称賛に値するが、疑念もある

‐クルド人の中で以下のような理解が広まった。国家に信頼を置けない。この和平プロセスがこれを否定するものと望みたい。我々に何が与えられたかが問われる。我々は誰からも恩恵を期待していないが、握りつぶされた権利を要求している

‐ゲリラの母は子供たちに再会することができるのか

‐[ゲリラの]撤退にあたっての法的保証はあるのか

‐事実調査委員会がつくられるのか

‐彼らのアイデンティティや信仰の権利は認められるのか

2. 管理とその結果に関する懸案

‐オジャランとPKKが交渉相手となることは事実か

‐国家分断への懸念。クルド人に独立が認められるのか

‐何が[政府からクルド側に]与えられたのか

‐プロジェクトは地元発のものか、もしくは支配勢力の押しつけか

‐AKP、BDP、PKKを中心とするこのプロセスにおいて誰が誰と関係するのか

‐この委員会に参加することはあなた方の良心を不快とするか

‐[ゲリラとして]山岳地帯で殺された者にも[国軍兵士同様]殉職者と言えるのか

‐PKKは政党として認定されているがあなた方は不快ではないのか

‐PKK党員は放免されるのか

‐TC(トルコ共和国)という表現はなくなるのか

‐自治制度がしかれるのか

‐武装解除プロセスで相手側に渡した代償は何か

‐憲法修正過程に納得しているのか、もしくは他の要求があるのか

‐クルド政治運動は何を望んでおり、国家も何を与えるのかを説明すべきでないか

‐平和に賛成だが、その中身が何があるのかはわからない

‐他の国の圧力があるのか

‐クルド人との[和平は]認められ、なぜアレヴィー派とはだめなのか

‐[一連の動きは]大中東プロジェクトのもとでの動きなのか

‐イラン、イラク、シリアをひとまとめに考えると、宗派争いをも引き込まれているのか

‐トルコ国境外に出た者はシリアでクルド人の地域を作るために戦闘するのか

‐国境外に出た者は今後力をつけてトルコへ戻り再び問題を引き起こすのではないか。これについての保証は何か

‐オジャランはどうなるのか。刑務所の中の者はどうなるのか。恩赦はあるのか

‐組織は全面撤退するのか

‐進展が何をもたらすか誰にも分からない。結果を心配する者もいる。国家はバラバラになるのか。これについて納得する説明が行われるべき。より公に議論されるべき。プロセスの各ステップが説明されるべき。民衆を納得させる説明がされるべき。プロセスは選挙や内政の材料となるべきではない

‐国土分離は起きるのか、オジャランは釈放されるのか

‐単なるエスニシティーの問題ではない。我々はハナフィー派だと言われているが、シャーフィーイー派である。

‐プロセスは殉職者遺族に害を与えるのか。彼らの評価に関して後退となるのか。殉職者に与えられた評価は減じるのか

‐テロとの戦いの時期に任を受けた治安部隊の評価の下落を心配している。最近までは英雄扱いだったのに、今は「裏切り」の目で見られることを心配している。私たちが経験した問題にも目を向けることが必要だ。

■ 報告書の結論部分

報告書の結論部分は評価や確認部分で占められた。この評価は以下のように書かれている。

「我々はわが国で起きた問題がトルコ・クルド、アレヴィー・スンニーの問題であるとは考えていない。問題の根本には当初からこの国の人々と請け負い関係を継続しようとする高圧的・排除的・計画的で保護的な国家の構造、民間・軍の官僚制に基づく政治的パラダイム、特に東部・南東部アナトリア地域の近年にいたる残忍で容赦ない国家政策、これらが横たわっていると考える。問題は、国家と安全保障を基礎とするアプローチから端を発するものであるが、もはやわが国は、人々のことをこのように理解する代わりに、社会、自由を基礎とするアプローチを必要としている。トルコは21世紀に成長と人権の観点からも手本を示す国となるために進む中、この部分で抱えている問題を解決させる必要がある。

このために開始された解決プロセスは非常に重要である。なぜなら解決プロセスはこの国の成長の阻害要因を排除することであり、現存する問題を解決可能とする意志力の根幹であるからだ。和平の中で我々の一体性を保持し、地域的にも世界的にもトルコがより活動的な国として話題に上ることを可能とするプロセスの始まりである。わが国で、わが地域で安定をかち得ること、経済投資の実施を可能すること、将来を希望的に観測できるようになるという点から、まず武力衝突の鎮静化、安全保障を中心とする懸案をなくすことを必要としている。

このプロセスによってトルコが成長可能となり、地域へ安定と平安をもたらすこと、地域の人々の現時点での3,000ドルとみられる年間収入金額を何十倍にも増加させることができると信じている。

1.解決プロセスは分離ではなく、明るい将来を希望とともに見ることができるプロセスである。

2. 解決プロセスは、総じて、平等で兄弟・親友のように暮らすとの名の下、将来を皆一緒に創造する意志を勇敢にあらわしたものである。

3. トルコで生きる全ての者は、もはや分断の不安をどこかへ追いやってしまわなければならない。なぜなら地域の人間は、分離ではなく、民主化を中心とした平等な国民としてトルコが彼らの成長へ貢献することを望んでいるのだ。

4. 武力衝突の鎮静化、衝突する環境を消し去るとの道のりでクルド問題を解決へと向かわせる措置は、分離ではなく、平和と平安の環境構築を意味している。トルコ社会全体は血と涙を望んでいない。もはや平和が治めることを望んでいる。

5. 解決と平和プロセスを継続させねばならない。これは単に一地域の問題ではなく、我々皆の問題である。プロセスを全社会層が共有し支援することを望んでいる。

6. トルコは、現時点で、同時に存在する、20世紀から今日へ受け継がれた民主主義の不足を解消し、21世紀の新しい民主主義の必要性に応えるための機会を同時に捉えたのだ。我々は政治的民主主義における、時代の飛び込み台の端に立っているのだ。民主主義の連立を強化し、民主主義の中心を支えることによってのみ、この機会を生かし実現させることができる。

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( 翻訳者:山口 南 )
( 記事ID:30586 )