タクスィム、今度は放水車ではなく、水道管破裂で水浸し
2013年06月29日付 Radikal 紙


タクスィム広場歩行者天国プロジェクトの一環で行われている工事中、作業機械が水道管を破裂させた。あたりには水が溢れ、これによりタクスィムのメトロの駅入り口が封鎖された…。

この間、メトロの、特にタクスィム広場出口が水浸しとなり、歩行者が通れなくなったため、一時閉鎖されていたゲズィ公園内のメトロ出口が開かれた。こうして、6月15日の警察の介入以来立ち入り禁止になっていたゲズィ公園が事実上開かれることとなった。この事件のためタクスィム駅からのメトロは1時遅延した。

■トプバシュ:完璧なゲズィ公園になる

イスタンブルのカーディル・トプバシュ広域市長は、ゲズィ公園と今日起こった水道管事件に関して説明を行った。トプバシュ市長は、金角湾会議センターでタクシー業の代表者と一堂に会したあと、報道関係者に説明を行い、ゲズィ公園の工事は来週中に完了し、公園は来週中にも開園する予定であることを述べた。「私たちは歩行者天国化の工事を迅速に進めている。『700㎡がゲズィ公園から失われた』のではない。それは元のままである。イスタンブルは完璧なゲズィ公園を獲得するのだ。来週中には完了する工事のことを考え、ここでの警備対策も終了する予定である。共にゲズィ公園に集まりましょう。来週の半ばごろになるかも知れません。正確な日にちは県知事が明らかにするでしょう。イスタンブルの人々のために公園を開放します」と述べた。

■タクスィムでイスタンブル水道局の水道管破裂

またトプバシュ市長はタクスィムの歩行者道路工事を行っている際に1台の作業機械がイスタンブル水道局の水道管を破裂させ、水浸しとなったためにタクスィムのメトロの運航が停止した事について触れ、「残念なことにこのような事故が起きてしまった。長さ280メートルほどの水道管が、工事の影響で破裂した。メトロの線路に侵入した水のために、オスマンベイからタクスィム間のメトロの運航を一時停止した。İETTは臨時便を用意し、トラブルが起きないよう努力している。消防隊が水の排出のために出動する予定である。そのための通達も出した。イスタンブル水道局(İSKI)でも作業が開始された。願わくば近日中に解決されるよう願っている」と述べた。

■ゲズィ事件がタクシー業に影響

トプバシュ市長と会談したイスタンブル・タクシー業組合のヤフヤ・ウール会長は、出口で行った会見で、タクシー業者はゲズィ事件の間とその後で被害を受けたと述べた。ウール会長は、普段なら夏の間はより多くの観光客のために働いていると述べ、予約がキャンセルされたためにホテルの前にあるいくつかのタクシー停留所では客を 見つけることができない日があると述べた。また被った損害の大きさについての記者の質問に答えたウール会長は、「イスタンブルでは1万千395台のタクシーが存在している。すべてのタクシーが2回お客を見つけられなければ日に3万5千の仕事を失う。この数字に注目すれば、どれほど多くの損害があるか推測できるだろう」と述べた。

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( 翻訳者:藤田昌弘 )
( 記事ID:30608 )