エルドアン・プーチン、シリア問題で45分の電話会談
2013年06月28日付 Zaman 紙


タイイプ・エルドアン首相は、昨晩(27日)ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と45分の電話会談を行った。

会談では、2か国関係と同時に地域問題についても意見交換を行ったが、重要な問題としてシリアが取り上げられた。首相関係筋から入手した情報によれば、エルドアンとプーチン両首脳は、シリア問題の解決策の模索を求めて計画されている「ジュネーブ2」会談についても意見交換を行った。プーチン大統領はこの会談を重視して いると話したと伝えられた。エルドアン首相もトルコが「ジュネーブ2」会談を支持しており、解決策の模索のために国際社会が責任を全うする必 要があると指摘したと伝えられた。また、シリアで人道上の問題が次第に悪化していると強調し、解決策を見つけるため具体的な措置を講じるよう指摘したという。両指導者は会談でトルコ・ロシア間の2国関係がより広範囲な領域に拡大するよう触れる中、2国間で作られたハイレベル協議の重要性について言及したという。さらに、9月にサンクトペテルブルグで開催予定のG20サミットの準備に関しても意見交換を行った。

■7月5日にガザを訪問するとの噂

この間、5月に予定されたものの、6月に延期された首相のガザ訪問が7月5-6日に実施されるかもしれないと噂されている。イスラエルのYネット・ニュースのサイトで取り上げられた主張によると、首相は7月5日にガザを訪問するという。ハマスの上層部を情報源とするという同ニュースは、当該人物が、トルコ一行がハマスのイスマーイール・ハニーヤ首相とハマド副外相と訪問の詳細を話し合ったと伝えた。しかしこの情報を、首相府周辺は認めなかった。首相府関係者は、首相が当該日にトルコにいると伝えた。最終的に6月に実施されると目された首相の訪問は、ゲズィ公園関連事件のため延期されていた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:30609 )