トヨタ新カローラ、サカリヤ工場での生産はじまる
2013年07月01日付 Yeni Safak 紙

新型カローラの生産がはじまる。トヨタ自動車の内山田竹志会長は、カローラモデルの故郷ともいえるサカリヤで生産されることをとても嬉しく思っていると述べた。

内山田会長は、トヨタ・トルコ工場に対する1億5000万ユーロ(約195億円)の投資でもって実現した、新型カローラの生産ラインでの稼働開始を祝う式典に参加した。

式典で挨拶をした内山田会長は、新型カローラの生産を祝福するためにトルコへやって来たと述べた。
トルコのダイナミズムと情熱に非常に影響を受けたと強調した内山田会長は、「トルコを初めて訪れた時にもこのことを感じた。トルコは特に将来、世界経済において重要な役割を果たすことになると考えている。」と述べた。

52ヶ国に輸出される

トヨタ・トルコのオルハン・オゼル社長も新型カローラが52ヶ国に輸出されると説明した。
この工場が20年間生産を行ってきたと述べたオゼル社長は、「我々の工場の生産はカローラで始まっていた。カローラはまず国内市場のために生産されていた。2002年以降はというと輸出に向けたモデルの生産を行ってきた。2006年までは80パーセントが輸出向けとなった。カローラによって我々の輸出は始まったが、他のモデルも今では続いている。バーソ(Verso)も95パーセントが輸出向けである。」と話した。

「19年の間、最も品質の良い車を生産することを目標にしてきた。」と述べたオゼル社長は、「すべてのモデルをゼロ誤差という原則で生産している。トヨタ・トルコは、質と量産という観点で先進的な工場の一つである。我々の質に対する信頼があるからこそ、このモデルの生産が我々に任されているのである。(新型)カローラは、世界16の工場で生産されるが、最初の生産はトルコで行われる予定である。このことをとても誇りに思っている。」と語った。

オゼル社長はこのように言葉を締めくくった:
「我々は2002年に3万9000千台の自動車を生産した。2006年では17万7000台で最多の生産を実現した。その後の世界的な経済危機で我々の生産は下落した。1億5000万ユーロ(約195億円)の投資を用いてカローラを生産したということは、この危機が終わったということを示している。新型カローラで北アフリカ、中東、コーカサスを市場開拓する。輸出国の数は52ヶ国に達するだろう。新型カローラは、自身を仕事に捧げてきてくれた従業員らの労作である。現地生産の割合は88パーセントに到達した。トルコに投資を行ってきた補助産業のおかげで、この数値を達成できた。トルコの発展にこのように貢献でき非常に嬉しく思う。」    

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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:30644 )