シリア:反体制武装集団が熱誘導ミサイルによって軍の戦車を破壊
2013年07月03日付 al-Hayat 紙

■熱誘導ミサイルによって破壊された戦車の数が増加

2013年7月3日『ハヤート』

【ロンドン:本紙】

複数の活動家は、反体制武装集団がシリア北部の複数か所で政府軍の戦車20両以上を破壊したと述べた上で、この戦果が自由シリア軍戦闘員の手に新式の対装甲ミサイルが供与された結果だと指摘した。
シャームの鷹大隊に属するダーウド旅団は、シリア北西部イドリブ市と西部のラタキア市の間に位置するブサンクール検問所で戦車2両を破壊するビデオ映像2本を公開した。映像提供者は映像のなかで「アッラーは偉大なり、戦車破壊作戦。ダーウド旅団は戦車を破壊する」と述べている。

映像提供者はまた「ハッラーク(ミサイルを撃った戦闘員の名)よ、戦車は壊れ、炎上し、砲塔が跳んだ」と述べた。別のビデオ映像では「準備ができたら、知らせろ」と言う戦闘員の声が聞こえ、その後、皆が「アッラーは偉大なり、爆発した」と一斉に叫んでいる。

アッ=シャームの鷹大隊の複数の戦闘員も、ジャバル・ザーウィヤ地方(イドリブ県)のアル=ジャーズィル検問所で戦車を破壊した映像を公開していた。映像撮影者は映像のなかで「赤外線誘導ミサイルで戦車を破壊した」と述べている。また映像には、ミサイル発射されてから検問所の戦車を破壊するまでの進路が赤い線で示されていた。

最近米国で開かれたシンポジウムで、複数の米国人専門家が、自由シリア軍の戦闘員の手に対戦車兵器が供与されたことを受け、36時間の間に戦車18両が破壊されたと発言していた。

複数の活動家は昨日、アレッポ市北部のシュワイフナ山で反体制勢力の戦闘員が熱誘導ミサイルで戦車を砲撃する映像を公開した。活動家によると、T72戦車がコンクルス・ミサイルによって破壊された」という。



シリア情勢に関しては「シリア・アラブの春(シリア革命2011)顛末記:シリア情勢(2011年~)」も参照ください。

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( 翻訳者:青山弘之 )
( 記事ID:30668 )