イルカのいないイルカパーク、ミーラードタワーでオープン!
2013年06月25日付 Mardomsalari紙


テヘラン初のイルカ水族館、混乱と人だかりとデタラメだけをプレゼント

 テヘラン初のイルカ水族館(イルカパーク)が、ティール月2日〔西暦6月23日〕日曜日、ニーメイェ・シャアバーン〔※イスラーム太陰暦シャアバーン月15日、お隠れの第12代イマーム生誕記念日〕の夜に、人だかりと極度の混乱の中でオープンした。しかしそこに、イルカの姿はどこにもなかった!

 ニュース・サイト「ファルヤードギャル」の報道によれば、テヘランのミーラードタワーにできたイルカパークは、内陸部にオープンしたものとしては中東初、また世界で最も高い場所に作られたイルカ水族館で、日曜日の午後、テヘラン市議長のメフディー・チャムラーン氏出席のもと、ミーラードタワーの代表取締役のあいさつとともにオープンした。

 この施設は総面積3200平方メートルの広さを持ち、客の収容力は1回のショーで1200人である。開園式で発表されたように、テヘラン・ミーラードタワーのイルカパークは海洋水シュミレーション・テクノロジーによって、海洋哺乳類を各種、飼育する能力をもっている。

 しかしこの開園式で注目を集めたのは、訪れた客らを整理する能力が貧弱で、そのために混乱と人だかりが生じたことであった。なんと、施設の収容力の何倍もの人が、開園式に招待されていたのだ。さらにそれよりも大きな問題だったのは、イルカパークにイルカがいなかったことである!

 式典は午後7時半に始まる予定だった。しかしプログラムの実施関係者らが、少なく見積もってもイルカパークの収容人数の3倍ものチケットを発行し、客らに配布してしまったために、多くの人が会場に入れぬまま取り残され、プログラムの責任者たちによって右往左往させられる羽目に陥った。そして人々の抗議にしっかりと応える者は、誰もいなかった。〔水族館側の関係者〕全員が、収容人数を超えてチケットが発行されたことを口実にしていたが、開園式にこれほどの数の客を招待したことに対して責任を負うべき人物が誰なのか、まったく明らかにはされなかったのである。

 最終的に式典が行われている場所の上にある台のところに場所を確保することに成功した人や、隅っこの方で立ち見をした人も一部にはいたが、多くの人が会場に入れぬまま取り残されたのであった。

〔‥‥〕

イルカパークなのにイルカがいない!

 この式典で面白かったのは、ミーラードタワーのイルカパークにはまったくイルカがいなかったことである。プログラムを通して行われたショーは、約45分間のアシカ・ショーだった—通常、類似の施設ではイルカ・ショーの余興で披露されるものだ。

 しかしこのプログラムでは、イルカは影も形もなく、そればかりか、なぜイルカパークにイルカがいないのかという、客らの疑問に説明・回答する責任感を感じたプログラム関係者も、誰一人としていなかった。

 プログラム全体は2時間近くに及んだが、その半分以上は数々のショーで活躍する有名芸人のハサン・レイヴァンディーの芸に費やされ、イルカを観るために来ていた人たちの誰一人として、イルカの姿を見た者はいなかった。そればかりか、アシカ・ショーを観ることができたのも、45分間に過ぎなかった。

 こうした中、自分の子供たちに、なぜここにはイルカがいないのかを説明する羽目に陥った親たちの表情は、実に見ものだった。というのも、子供たちにとって満足のいく回答など、彼らは落ち合わせていなかったからだ。

〔‥‥〕

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(翻訳者:8411151)
(記事ID:30689)