タクスィムのシンボル・アタテュルク文化センター、2014年再開へ―首相は壊すといったけれど・・
2013年07月05日付 Radikal 紙


オメル・チェリキ文化観光相は、エルドアン首相が「取り壊す」と述べたアタテュルク文化センターについて、2014年には再開すると述べた。

オメル・チェリキ文化観光相は、共和人民党(CHP)クルクラーレリ県選出国会議員であるトゥルグト・ディベッキ氏の質問書に対して、イスタンブルのアタテュルク文化センターは5月に改装と改修工事が始められ、2014年に再開を計画していると述べた。ディベッキ議員は、「ゲズィ公園運動のためにアタテュルク文化センター(AKM)の改装が始められなかったことが明らかになった」と話した。

CHP所属のディベッキ議員は、オメル・チェリキ文化観光相の回答を求めてトルコ大国民議会(TBMM)に質問書を提出した。質問書の中で、2008年5月 に閉館されたアタテュルク文化センター(AKM)がまだ再開されていないことを強調し、チェリキ文化観光相に対して次のような質問を投げかけた:「AKMはいつ再開予定ですか?2008年5月に閉館されたAKMの改装はいつ始まりましたか?何年もの間、AKMに関して何が行われていたのでしょうか?現在はどのような段階ですか?大臣は1月に文化観光相に着任されたのですが、AKMに対して、何か異なる見解や計画があるのでしょうか?AKMが5年前に閉館されたことを考えると、この期間が非常に長いとお考えになりませんでしょうか?AKMが5年間も再開されないことは誰の過失ですか?」

オメル・チェリキ文化観光相は質問書に返答し、イスタンブルのアタテュルク文化センター(AKM)の改装と改修工事は、市民社会団体が起こした訴訟と判決のため、2008年から2012年まで実施されえなかったと強調した。チェリキ文化観光相は、「2012年に行われた入札に続いて5月に改装と改修工事が始まりました。アタテュルク文化センターは2014年内に再開される予定です」と話した。

CHP所属のディベッキ議員はチェリキ文化観光相の発言についてコメントし、「首相は壊すと言っているが、文化観光相は5月に改装が始まったと言っています。ゲズィ公園運動のためにAKMの改装が始められなかったことも明らかになりました」と語った。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:30710 )