スィースターン地方:革命以来、衛生的な飲料水が利用できない状況つづく
2013年07月01日付 Mardomsalari紙

ザーボルでは水の汚濁が基準の5倍

 イラン・イスラーム革命の勝利から35年が経ち、国内のインフラや産業・経済基盤が大きく発展した一方、イスラーム的イランの南東部に住む人々はいまだに、衛生的な飲料水が得られないことに苦しんでいる。

 メフル通信の記者が伝えたところによると、スィースターン地方では34年以上にわたって、都市水道網に浄水施設がなく、安全な飲料水が得られない状態が続いてきた。1387年〔西暦2008/9年〕にスィースターン地方の都市部の水を浄化するための施設の建設が始まり、人々の心の中に衛生的な飲料水を得ることができるという期待が生まれた。しかし、この浄水場の稼働が始まったにもかかわらず、今年の初め〔3月21日〜〕から現在に至るまで、いまだに1杯の安全な水も、この地域の人々の喉を潤すには至っていない。

 残念ながら、この地域を襲う水不足や水質状況が、毎年のように各家庭の心理的安全を脅かしてきた。昨年のホルダード月〔西暦5/6月〕には、ザーボル市の飲料水や配水管の中に赤い色の虫が混入しているのが目撃されたことで、水の安全性、ならびに上下水道局や〔ザーボル〕医科大学といった〔水質〕監視機関の〔監視能力の〕低さに対して、多くの家庭が疑いを抱くようになり、〔スィースターン・バルーチェスターン〕州内で発行されている新聞や雑誌では抗議の声が高まった。

 このとき、州の上下水道局の代表は非難をかわすために、会見の中で「上下水道に関して、濾過されていない水は飲料水とは言えない。それゆえ、ザーボル県の水は飲料水とは見なされない」と発表した。

 また、上下水道についてのある市民の告発によって、〔ザーボル〕医科大学の学長もついに見解を示さざるを得ない状況に追い込まれ、プレスとのインタビューの中で「水の中で発見された虫は幼虫の一種、つまりボウフラであり、蚊になる前の段階で虫の形で発見されたものだ」と述べた。

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 さて、これまで何年にもわたってこの地域の市民は多くの苦難に悩まされてきたわけだが、今年に入って再び、スィースターン地方の市民からは抗議の声が高まりつつある——水道網に泥で濁った水が流れたためだ。

 複数の上下水道専門家の話によると、水の汚濁の最大許容範囲は、世界的な基準では1NTU(Nephelometric Turbidity Unit)と定義されているにもかかわらず、この基準は我が国では5NTUとされており、残念ながら現在、スィースターン地方〔の上水〕はこの基準値の5倍すなわち25NTUに達しているという。

 スィースターン地方に住むモフセン・バズィーさんは、「水道局の責任者たちは去年からこれまで何度も、スィースターン浄水場が稼働し、〔安全な飲料水が〕奪われたままだった地域の状態も解消されたと表明してきた。しかし当の責任者自身、浄水場からきた水を飲もうとせず、ミネラル・ウォーターを利用している」と話す。

 この人物はさらに、「上水は塩分濃度が高く、泥で濁っており、飲むことができない。にもかかわらず、市民は浄水された水として水道料金を水道局に支払わねばならないのだ」と付け加えた。

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(翻訳者:8411056)
(記事ID:30725)