タクスィム広場に、市提供の断食明けイフタールの食卓
2013年07月09日付 Zaman 紙


ベイオール区は、タクスィム広場でラマザン月の間中、イフタールの食卓を用意する。アタテュルク文化センター前の設けられたテーブルでは、昨晩は約1500人が断食明けの食事をした。
イスタンブルのアヴニ・ムトゥル県知事は昨日発表を行い、(県としては)タクスィム広場とゲズィ公園にイフタール(断食明けの食事)のテーブルは設営しないと発表した。しかし、ベイオール区は、昨日アタテュルク文化センター前に1500人のイフタール・テーブルを用意した。多くの市民があつまり、区は、イフタールの食事をふるまった。座る場所のない人々には、イフタール用のパケットが配られた。
ベイオール区のアフメト・ミスバフ・デミルジャン区長は、ラマザンを祝福すると述べた。ラマザン月が、恵みと兄弟愛、分かち合いの月であると述べるデミルジャン区長は、「イスラム教徒は、イフタールの食卓で、パンやピデパン、オリーブやなつめやしを分け合うだけでなく、兄弟愛も分かちあっている。これは一つの機会だ。それゆえ、ここでまた、ふたたびその機を得ているのだ。タクスィムのこのイフタールの食卓が、先日来の、あの不幸な光景の記憶を一掃し、ラマザン月がもたらしたこの雰囲気の影響で、兄弟愛、善意、平和にむけ、よき手本となるものと期待している」と述べた。

一方、別のグループは、イスティクラール通りでイフタールの食事をとった。このグループは、その後、ゲズィ公園に向けデモをしようとした。多くの機動隊の警官は、当初、彼らの公園へのデモを許さず、解散するよう説得した。この間、デモ隊は、シュプレヒコールを叫び、イスティクラール通りで待機していた。その後、警官隊と装甲車TOMAは、通りから退去した。手に手にトルコ国旗をもったデモ隊は、「どこもみなタクスィム、どこでも、抵抗」、「これはまだ始まりだ、戦いは続く」といったシュプレヒコールを叫び、デモを実現した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:30753 )