政府軍のミサイルがダマスカス周縁部に直撃、「自由シリア軍」と過激派集団の間で戦闘の恐れ
2013年07月13日付 al-Hayat 紙


■政府軍のミサイルがダマスカス周縁部に直撃、「自由シリア軍」と過激派集団の間で戦闘の恐れ

2013年7月13日『ハヤート』

【ロンドン、パリ、ベイルート:本紙、ロイター、AFP】

シリア政府軍は昨日(12日)、ダマスカスのアル=カーブーン地区に地対地ミサイルを撃ち込んだ。これは、首都北部周縁部の完全制圧を試みる中で行われた。またシリア中部のヒムス市郊外で起きた衝突の結果、レバノンとの国境付近で政権に忠誠を誓う軍の隊員らが死亡した。(これと並行して、)同市の包囲されている各地に対し、激しい攻撃が続いた。

また「アル=カーイダ」組織に近しい「イラク・アッ=シャーム・イスラーム国」が、シリア西部のラタキア市郊外で「自由シリア軍」幹部一人を暗殺した結果、「暴動」発生への深刻な懸念が生じた。特に、反体制派の指導者らが、このことを「宣戦布告」とみなし、過激派イスラーム組織への復讐(ふくしゅう)を誓った(ことが懸念される)。

「シリア人権監視団」は、政府軍がカーブーン地区・バルザ地区の諸地域に対し、再び砲撃したと報告した。これは、政府軍がカーブーン地区の産業地域を制圧し、同地域をダマスカス北東部のジャウバル地区から分断した後のことだ。「監視団」は、バルザ地区周縁での衝突を指摘し、カーブーン地区に対して政府軍が激しいミサイル砲撃を行う中、少女と女性の2人を含む市民8名が死亡したことを指摘した。

首都ダマスカス中心部にある「タハリール広場」周辺のサーダート地区検問所に迫撃砲3発が撃ち込まれ、大勢の人々が殺された。同様に、ダマスカス南部のヤルムーク(難民)キャンプで衝突が続いた。衝突は空爆が(空を)覆う中行われた。

(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:30798 )