国会、アフマディーネジャード大統領のモスクワ訪問問題について調査
2013年07月09日付 Mardomsalari 紙

 国会の憲法第90条委員会の委員長は、アフマディーネジャード大統領のロシア訪問で同大統領に同行した者の人数をめぐって、タスニーム通信が訴えを起こしていることに触れ、「本件に関する調査は来週、委員会によって行われる予定だ」と述べた。

 モハンマド・アリー・プールモフタール氏は国会通信との会見で、大統領の先の外遊をめぐる問題について言及し、「タスニーム通信は証拠資料とともに、国会の憲法第90条委員会に訴えを提出した」と述べた。

 〔ハメダーン州〕バハール及びキャブーダル・アーハング選挙区選出の国会議員である同氏は、「法律によれば、いかなる個人も三権〔=行政権(政府)、立法権(国会)、司法権〕の仕事ぶりについて、国会の憲法第90条委員会に訴えを起こすことができる」と指摘した上で、「タスニーム通信は、大統領が100名もの人を同行させてロシア訪問を行ったことで、莫大な費用が国に強いられた、なぜならば当局者の一部家族が彼らに同行して〔ロシアを〕訪問する必要はなかったからである、とする訴えを提出した」と付け加えた。

 同氏は、政府によるロシア訪問をめぐって出された訴えについて、来週にも憲法第90条委員会で調査が行われる予定だと述べた上で、「今のところ、われわれのもとには一次情報が届いているだけで、事の真相や同行者の数、ならびに大統領のロシア訪問の詳細について正確な情報は得ていない」と付け加えた。

 国会の憲法第90条委員会の委員長は、100人規模の同行団が大統領とともにロシアを訪問したとする訴え〔に関する調査〕は、憲法第90条委員会の「政治・軍事部会」に付託されたと述べ、「この疑惑・問題に対し、政府が然るべき時期にしっかりと回答することを、私は期待している」と言明した。

 タスニーム通信は、大統領事務所の広報担当副所長であるモハンマド・シェイハーン氏が、大統領のロシア訪問に100人規模の同行団が同行したとの報道を否定したことに抗議して、国会の憲法第90条委員会に訴えを提出していた。

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( 翻訳者:8411122 )
( 記事ID:30801 )