女児の名に「クルディスタン」、裁判所一転許可へ
2013年07月14日付 Hurriyet 紙


シャンルウルファのヒルヴァン郡に暮らすユヌス・トプラクさん、エリフ・トプラクさんの1歳半になる娘は、「クルディスタン」と名づけられていたが、ヒルヴァン家庭裁判所は、子供と社会を傷つけるとして「ヘリン」という名に変更させた。

トプラク夫妻が上訴した結果、最高裁第18法廷は、命名の権利は父母に属するとして地方裁判所の判決を無効とし、「クルディスタン」という名前は使用できるという判決を下した。最高裁第18法廷が全員一致で下した判決の内容は、以下のようなもの。「人間の人生と一体化し、アイデンティティの不可避な要素を形成する名前を自由に選び、また名誉をもってその名を所持するための既知の基本的人権である。この権利は、憲法で保障されている基本的な権利と自由のひとつであり、あらゆるトルコ国民に平等に享受される。関連する法律によると、子供の命名権は父母に属し、外国語由来の名前であっても改名は要求されない。自然人の名を定めた法律の中に、問題の名前の登録と使用を妨げる判決はない。裁判所が現在の名前を抹消し、代わりに勝手にヘリンと名付けることは、法的に不可能である。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:30808 )