識字教育運動機構長官「非識字率、懸念すべきレベルに」
2013年07月08日付 Mardomsalari紙

【社会部】イラン人ははるか昔から、高い読み書き能力・知識の持ち主であった。例えば、イラン高原(今日のケルマーン付近)に紀元前5000年から存在したことが確実視されているジーロフト文明の人々は、十分なレベルの読み書き能力・知的能力を有していた。ところが、文盲はいまだに我々の社会を苦しめる問題の一つとなっているのである。

 1390年〔西暦2011/12年〕に公表された統計によると、読み書き能力を欠いた人がイランには計200万人(全人口の3.6%)いるという〔※ママ〕。

 1358年デイ月7日〔西暦1979年12月28日〕、イマーム・ホメイニーの命令によって識字教育運動が立ち上げられたとき、国内には読み書き能力を欠いた人が1400万人いた。
当時、社会運動への参加に対する国民の意欲は極めて高く、こうした熱気が文盲撲滅に向けた基礎運動にとって最高の環境・チャンスを用意した。

 しかし残念ながら、「強要された戦争」〔=イラン・イラク戦争〕と〔革命後数年間の派閥間の〕内部抗争、そしてその結果としての国の不安定化のために、国民と政府の力を十分に活用することは叶わなかった。というのも、国民と政府の力は国の防衛に費やされたからだ。

 終戦後も国の疲弊のために、国力の多くが国の再建にあてられた。その一方で、時間の経過が〔国民や政府の識字問題に対する〕意欲や関心にマイナスの影響をもたらした。

 今や多くの人々が、識字教育運動によって国内の文盲は撲滅されたと想像している。ところが実際は、文盲は懸念すべきレベルへと増えているのである。その原因については、教育年齢に達した子供たちに対して、〔十分な〕教育環境が整えられていないことに求める必要があるだろう。

 国家識字教育運動機構の長官が国勢調査センターのデータに基づいて指摘するところによれば、6歳以上の人口14%〔※〕、10歳から49歳までの年齢層の7%は読み書き能力を欠いているという。同氏は次のように述べている、「イランを建設し、新たなイラン文明を築くにあたって、最高の時代を積み重ねつつある教育にとって、この文盲率は懸念すべき数字である」と。

※訳注:この記事の2段落目にある「読み書き能力を欠いた人がイランには計200万人(全人口の3.6%)いる」という記述とこの数字は一致しないが、原因は不明。なお、2006年の国勢調査によると、イランの総人口は約7050万人で、うち6歳以上の人口は約6392万人、識字人口は約5408万人で、識字率は約84.6%となっている。わずか数年で非識字者が約984万人から約200万人へと激減するのは、現実的には考えづらいので、2段落目の記述(ないしそれが引用する統計データ)に何らかの問題があると思われる。

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(翻訳者:8410105)
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