59%の少女が家族に距離感
2013年07月15日付 Jam-e Jam 紙

 保健省は、若者とその両親との間に距離感が生まれることが、〔青少年による〕危険な行動の背景を生むのだとする調査結果を発表した。公表された統計によると、イラン社会に住む少女の59%、少年の40%が家族に対して居心地の悪さを感じているという。

 保健省青少年健全局の局長はファールス通信との会見で、この調査の詳細に触れて「行われた調査によると、39.4%の少年たちが自分の父親と話す際に居心地の悪さを感じていると答えた。少女たちの場合、この数字は59%以上に及ぶ」と述べた。

 ゲラーヨル・アルダラーン氏は、この統計がわれわれに投げかけているのは、青少年に対してのみ働きかけるのではなく、むしろこの方面では両親の教育にも取り組まねばならないということだと強調をしたうえで、「保健省だけでこの問題に取り組むことは不可能であり、他の機関もわれわれに協力をすべきである」と語った。

 同氏は、親子のコミュニケーションのための教育用マニュアルを、市役所や文化会館などを通じて配布していることを明かし、さらに「文化会館などでは、衛生連絡員や管理員などがもつキャパシティー(潜在的な可能性)を活用して、親子のコミュニケーションに関する講習会が開かれている」と述べた。

 保健省青少年健全局局長は、どのような計画も、それを広く実施するためには、まず試験的に実施し、問題点や欠点を取り除くことが必要だと指摘した上で、「衛生連絡員を活用した親子のコミュニケーションのための講習会は、すでにアルボルズ医科大学にて、試験的に実施されている」と付け加えた。

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( 翻訳者:8409020 )
( 記事ID:30857 )