シリアPKK系YPGとアルカーイダ系衝突で死亡の3人はトルコ国籍者?
2013年07月18日付 Milliyet 紙


シャンルウルファ県のジェイランプナル郡との国境沿いに位置するシリアのラアス・アル=アインという街で、PKK(クルディスタン労働者党)に近いYPG(人民防衛部隊、クルド系政治組織である民主連合党配下の武装組織)とアル・カーイダに属するヌスラ戦線の民兵との間の戦闘は昨日も続いた。クルド系のニュースサイトの報道によると、ラアス・アル=アインにおける戦闘で死亡した3人から、トルコ共和国国籍のIDカードが発見された。

フラト通信社のニュースサイトに掲載された報道によると、ラアス・アル=アインでの戦いは、前日正午ごろにYPGの女性戦闘員から成る護衛部隊にアル=ヌスラ戦線が攻撃して始まった。戦闘ではヌスラ戦線の戦闘員15人と、YPGの戦闘員2人が死亡。YPGはトルコとの国境門と、ラアス・アル=アインの大半の支配権を手にし、ヌスラ戦線は撤退した。

フラト通信社によると、戦闘後にラアス・アル=アインのヌスラ戦線の関連施設で行われた捜索活動で、トルコ国民のものとされる3つのIDカードが発見された。IDカードのうち2つはアダナを本籍地とする、ムハンマド・エミン・ドウジュ(20)とイブラヒム・オズデン(30)のもので、3つ目はエルズルムに本籍が登録されているムラト・コジャク(21)のものである。また、シリアで殺害されたと言われている人々に関する情報も手に入った。

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( 翻訳者:齋藤洋輔 )
( 記事ID:30870 )