毎年、夏の到来とともに森林火災で多くの損害が発生
2013年07月07日付 Jam-e Jam紙

 国内の森林・牧草地帯での火災の発生は、ここ1ヶ月間で増加傾向にあり、それに伴い広範囲にわたる被害をもたらしているが、こうした一連の現象は〔‥‥〕夏の到来とともに〔毎年〕国内で繰り返されてきたものでもある。

 コフギールーイェ・ブーイェルアフマド州、チャハールマハール・バフティヤーリー州、ファールス州、及びコルデスターン州は、国内諸州の中でも特に、ホルダード月初旬〔5月下旬〕からこれまでにかけて、牧草地や森林地帯で大規模な火災が発生し、そのために多大な被害を被ってきた地域である。こうした中、一方では消火設備と人手の不足が、他方では森林地帯が人の侵入を容易に受け入れないことが原因となって、周辺地域への火災の拡大と、国有資源への被害の増大を招いている。

 統計によると、イラン暦1380年から1390年〔西暦2001/02年から2011/12年〕にかけて、イランの自然地帯では13,832件の火災が報告されており、142,941ヘクタールが焼失した。こうした中、イラン暦1389年〔西暦2010/11年〕は、恐らくイランの自然地帯における火災発生にとって、危機的な年だったとみなすことができるだろう。というのも、この年に入って最初の9ヶ月間だけで、実に3,466件もの火災が報告され、37,554ヘクタールもの牧草地や森林地帯が失われたからである。

 専門家らによると、イランの森林火災の発生は、主に「天然」と「人為」という2つの原因によるものだという。国家森林・牧草地・水資源庁の保護部隊司令官は国内の牧草・森林地帯での火災発生の原因について、ジャーメ・ジャム紙に「こうした火災の原因の8割以上が人為的な要因によるものである。このことについてしっかりと広報することが、火災減少につながるだろう」と述べる。

 ガーセム・サブズアリー防衛隊大佐は、この問題に影響を与えている一部の人為的要因について触れ、「一部の旅行者・観光客が牧草・森林地帯で火の消し忘れをしたり、また耕作準備のために農家が野焼きをして、それを制御できなくなることなどが、ほんの少しの風でも牧草・森林地帯に火が燃え広がり、大規模な火災が発生する原因の一つとなっている」と付け加える。

 同氏は、天然資源保護のための予算が大規模火災に対抗するには不十分なのだと述べた上で、「本庁が地域社会の能力や現地にある設備を活用することで、火災の減少と早急な消火を実現しようと考えているのは、そのためなのである」と指摘した。

〔‥‥〕

 同氏は、今年に入って牧草地や森林地帯で起きた火災の件数について、数字を明らかにすることは控えつつ、「ケルマーンシャー州での火災発生件数は減少している。しかしコフギールーイェ・ブーイェルアフマド州やチャハールマハール・バフティヤーリー州のような一部の州では数パーセントほど火災発生件数が増えている。他方で、ファールス州などの州では例年と比べて大きな差はない」と語った。

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 コフギールーイェ・ブーイェルアフマド州は、国内でも牧草地や森林地帯での火災発生件数が増加傾向にある州の一つである。ブーイェルアフマド県の中心都市であるヤースージュから5キロのところにあるチャムハーニー地区の林と牧草地2ヘクタールが火災に遭ったのは、今年のティール月10日〔西暦7月1日〕の午後のことだった。その前のティール月3日〔6月24日〕にも、ギャチサーラーン〔県〕ディール〔村〕の牧草・森林保護区のうち、約30ヘクタールが火災で焼失している。

 同様の出来事は〔前の月の〕ホルダード月〔西暦5/6月〕にも、バフマイー〔県〕の高地で発生している。この時の火災は、県内のモムビー地区のドゥーラーク渓谷の密集林に飛び火し、30ヘクタール以上の牧草地・森林地帯が失われている。

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(翻訳者:8412304)
(記事ID:30898)