外国船のイランの港湾施設への入港が禁止に:アメリカの制裁で
2013年07月07日付 Mardomsalari 紙

 イラン商工会議所運輸委員会の委員長は、「アメリカ政府による新たな
制裁によって、外国の海運会社の船舶はいかなるものであれ 、7月1日(ティール月10日)以降、イランの港湾施設に寄港することが許されなくなった」と述べた。

 マスウード・ダーネシュマンド氏はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューの中で、イランへの製品輸送の分野で発動された新たな制裁について、「今回の制裁では、コンテナ船の航路により力点が置かれている」と指摘した。

 同氏は、こうした命令に背いた場合、これらの船舶はアメリカ政府ならびにP&I保険クラブ〔※船主責任相互保険組合。世界の約9割の船舶がこの保険に加入していると言われる〕から締め出しを食らうことになると指摘した上で、「そのため大手の海運会社は、アメリカの金融市場と関係を有してるために、この制裁に従っているのである」と述べた。

 イラン商工会議所運輸委員会の委員長を務めるダーネシュマンド氏は、「また、世界の海運会社はすべて、船舶を購入するのに、銀行からの融資を利用している。そして融資を受けるための条件の一つが、海運会社が信用度の高い保険組合に加入しているかどうかなのである」と語った。

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( 翻訳者:8412306 )
( 記事ID:30905 )