トルコ産輸入鶏肉、公設直売所で販売:国産鶏肉が十分あるにもかかわらず
2013年07月14日付 Mardomsalari 紙

 公設直売所でトルコ産鶏肉が販売される一方で、国内の養鶏業者らは、国産鶏肉の生産量が高い状態で保たれていることから、8万トンの鶏肉を備蓄することが可能であり、輸入に頼る必要はないと強調している。

 イラン学生通信(ISNA)の報道によると、政府は養鶏業者に生産コストの補填として安価な原材料を提供すると約束したものの、この約束は程なく反故にされ、さらには8万トンにのぼる余剰鶏肉の備蓄も役立たずとなっているという。それというのも、公設直売所は先月までの消費で余った鶏肉を〔鶏肉需要の高まるラマダーン月に〕売る代わりに、トルコ産の鶏肉を販売しているためである。養鶏業者連合の代表は、今のところ鶏肉を輸入する必要性はまったくないと指摘している。

 ホセイン・モガッダムニヤー氏はこのことについて、ISNAに「昨年、さまざまな困難と〔政府の〕無策にもかかわらず、養鶏業者らは180万トンの鶏肉を生産するという約束を守った。そして今年も、ファルヴァルディーン月の初め〔3月21日〜〕より毎月15万トンの鶏肉が生産されているだけでなく、さらにこれまでに消費されずに余った鶏肉約8万トンが備蓄されている」と訴えている。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:30949 )