サーレヒー外相、エジプト・エルバラダイ副大統領と電話会談
2013年07月14日付 Jam-e Jam 紙

 イラン外相はエジプト情勢をめぐる各国との協議の一環として、エジプト暫定政権副大統領(国際問題担当)のモハンマド・エルバラダイ氏と電話会談を行った。

 イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、アリー・アクバル・サーレヒー外相は昨日早朝、エジプト問題についてトルコ当局と協議するために行った同国への短期訪問からの帰国後、エルバラダイ副大統領と電話で会談した。その中でサーレヒー外相は、エジプトの将来は同国人民の意思によってのみ決定されると強調した上で、エジプトの政治的未来に対する同国人民の決断・願望は誰もが尊重するところのものであるとの見方を示した。

 同氏はまた、エジプト人民の目標を推進する目的で、全国民の団結に基礎を置く形で設定された国民政治プロセスの枠組みに、あらゆる政治グループや指導者らが参加することの必要性を呼びかけた。

 エジプトのモハンマド・エルバラダイ副大統領(国際問題担当)もイラン外相に対し、電話で連絡をしてきてくれたことに謝意を示し、イラン・イスラーム共和国が〔域内で〕占める重要な立場に鑑み、同国との最高の関係を望むとした上で、域内の重要問題について両国が協議を続けることの重要性を呼びかけた。

 金曜日の午後トルコを訪れたイラン外相は、同国のアフマド・ダヴトオール外相と会談し、その中で両国関係の発展を前向きに評価した上で、政治・経済・文化の各領域における協力関係を引き上げる必要があると強調、さらに両国の指導部がさまざまな分野での両国の関係促進を決意していることこそ、協力関係の拡大にとって重要な要素となっているとの見方を示した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:8411011 )
( 記事ID:30956 )