新憲法国民投票の日程は?
2013年07月30日付 Yeni Safak 紙

ムスタファ・シェントプ公正発展党(AKP)副党首は、「日程に関して明確な事は言えません。総選挙前では時間が足りません。2014年の大統領選挙後、議員選挙前に国民投票が実施され得ると考えられるでしょう。可能性として申し上げております」と述べた。

ムスタファ・シェントプAKP副党首兼憲法調整委員会委員は、AKPテキルダー県本部にて記者会見を開いた。記者会見には、アフメト・カムブル県支部長、オズカン・タシュクネル、シェネル・チェリカヤル、アフメト・アイギュン、アリ.ギュムシュ県副支部長、及び報道記者らが出席した。

世界の憲法制定に関して語ったシェントプ氏は、「7月19日を以て憲法調整委員会は20ヶ月を迎えた。2011年10月19日に活動を開始している。通常にこの期間は憲法を制定に要する期間を超過している。フランス革命後に、世界で約800の憲法が制定された。例外的に、ミャンマーでは25年かかった。憲法制定の通常期間は16ヶ月である。トルコではこの期間以上の時間が費やされた」と述べた。

■ 「国民投票は大統領選挙後に実施され得る」

憲法国民投票が議員選挙と大統領選挙の間に実施され得ると伝えたシェントプ氏は、「日程に関して明確な事は言えません。総選挙前では時間が足りません。2014年度大統領選挙後、議員選挙前に国民投票が実施され得ると考えられるでしょう。可能性として申し上げております。日程を決めるには時期尚早です。9月、10月後にこの日程が完全に明らかになるでしょう」と語った。

記者会見は、質疑応答後に終了した。

■ 「選挙中に委員会は活動できない」

選挙期間に憲法調整員会が正常に活動し得ないであろうと述べたシェントプ氏は、「56項目で合意がなされた。私が推察する所、この項目数は60を超えるでしょう。現在、我々が協議している177の項目があります。121項目はまだ合意がなされていない項目です。これら121項目に関して取組がなされる予定です。結果的に3分の1が合意に達し、一方、3分の2は合意が得られていません。残った項目に関しどれだけの時間が費やされるかは正直分かりません。委員会が選挙期間まで、また選挙期間中に活動すべきという要求は、非現実的な要求です。選挙期間中に、同委員会は活動することはできず、活動するような雰囲気もなくなるでしょう」と語った。

■ 「委員会で承認した項目を、議会でも承認するだろうか?」

野党は委員会で承認した項目に対し議会でも承認すべきだと述べるシェントプ氏は、「我々は以下のように考えます。憲法調整委員会が取組を行ったのですから、合意が得られた諸項目を議会の討議にかけようと考えております。合意が得られなかった諸項目においても取組を継続してもらいたい。委員会の取組が水泡に帰してはなりません。少なくとも条文の一つは議会へ提出しましょう。

共和人民党(CHP)及び民族主義者行動党(MHP)は双方の間で未だ決めかねています。両党は、これを支持しないと申しております。両党に申し上げますが、あなたがたが委員会で支持した条文を議会でも支持してください。あなた方が委員会で承認した事に議会で承認しないのであれば、我々はあなた方と議会でどうやって憲法を制定できましょうか。我々が条文の全てを作成しても、あなた方は恐らくまた支持を取り消すでしょう。これはある意味で、野党にとっての試練となっています。野党は委員会で承認した諸項目を議会でも承認するのかどうか、注目するつもりです」と述べた。

■ 「AKPは自ら憲法条文を作成できる」

憲法への取り組みは継続することになると語ったシェントプ氏は、以下のように続けた:「合意がなされたこれらの項目が承認されようとされまいと、憲法への取り組みは継続する予定です。これは委員会の中でもあり得ますし、また別の形でもあり得ます。AKPは自ら条文を作成し議会に提出することが可能です。他の諸項目に関しても条文を作成し議会へ提出できます」

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:31019 )