防衛相、軍部隊が移動する県を発表
2013年08月04日付 Milliyet 紙

イスメト・ユルマズ防衛相は、軍部隊を大都市から人口の少ない県に移動すると述べた。

公正発展党県支部が企画したイフタール・プログラムに参加するために飛行機でカルスに来たイスメト・ユルマズ大臣を、空港でエユプ・テペ県知事、公正発展党所属のネヴザト・ボズクシュ首長、公正発展党所属でカルス県選出の国会議員アフメト・アルスラン氏、ユヌス・クルチ氏、軍と組織の要人が出迎えた。イス メト・ユルマズ大臣はまず知事の執務室に行き、エユプ・テペ知事から市の諸問題について説明を受けた。

ユルマズ大臣は記者に、アクセスの問題を取り上げながら都市の中心部にある軍の駐屯地を移動させることが、その都市の経済・交通の両面における快適性の点から重要性であると言及した。ユルマズ大臣は以下のように述べた。

「軍の存在は県に活気をもたらすということを知らなければならない。私は多くの県に赴いた。そして皆、『私たちに未熟な部隊や手練れた部隊を送ってくだ さい』と言っている。なぜか?なぜなら、軍がいるところは活気があるからだ。マラティヤにいれば活気があり、コンヤにいれば活気がある。しかし、我々はい つも以下のことを言っていた。軍部隊が大都市にあってはならない。なぜか?そこには十分な人口がある。地域間格差・相違を減らすため に、少なくとも大都市に軍部隊が駐屯しないことが必要だ。これを、人口がより少ない県に移動させなければならない。

参謀本部はマスタープランを作っている。この取り組みの後、我々は大都市から軍を、人口のより少ない県に移動することを考えている。そこでも地域間の発展の格差を減らすことができるように、西から東の県に移動させることを考えている。次ように考えることが必要だ。かなり外の方に送っても、彼らの子供や宿舎もあるでしょう?これらが都市と一体化することもあるでしょう?つまり、「山頂に行き、やりたいようにやりなさい」というわけにはいかない。しかし望まれなくとも行くものは行くが、このことを誰も望んではいない。逆に、皆来てほしいと言っている。よって、使用しなかった場所をカルスに与えるよう取り組んでおり、これを完遂させる。」

■「退役者は訴訟と何の関係もない」

ユルマズ大臣はある記者が、「年齢に関する決定で、エルゲネコン裁判での拘留者が退役させられることをどう考えていますか?」という質問に関して、以下のよう に答えた。

「私の退役した友人たちのためにも言う。私には事務次官補がいた。陸軍少将だ。彼に関しては起訴もなかったが、退役軍人になった。他の友人たちも起訴はあったが退役した。こうした退役者と裁判とは何の関係もない。ポストやポストがないことが関係している。後者が関係している、そのことを言いたい。つまり、起訴されなかった人は退役しうるのか?そうだ。つまり、起訴された人は誰でもポストがなければ退役しうる。よって、これを我々はあの裁判と関連付けはしないし、結びつけもしない。ポスト[の有無]によって、起訴されていようがいまいが、退役しうる。退役する理由はポストに関係する。 だから、皆さんよろしくお願いします。」

ユルマズ大臣は、中東の地域的なパワーとして特徴づけられるトルコが、すべての分野で一歩一歩良くなっていると述べた際に、自分たちがトルコ軍に誇りを感じており、国民全体も誇りを感じなければならないと話した。防衛相は以下のように続けた。

「我々の軍は、トルコの権益を守るという能力とキャパシティーにつき、上は司令官から下は一般兵卒にまで責任をもち、十分な力をもっている。自前で無人の航空兵器、ヘリ、軍艦、戦車を作ることができる。自前で陸上兵器のすべてを作ることができる状態にある。

外国への依存度は45%以下に減った。これは良い水準である。さらに、輸入したものもあるが、それよりも多くのものを輸出している。これは防衛産業関連で赤字になっていないということだ。防衛産業にしろトルコの他の輸出分野にしろ、トルコはとても良い地点にいる。少なくとも、先月7月の輸出統計は、共和国になってから7月に行われた輸出の中で17%多い。よって、トルコは一致団結して皆働いていく。なぜなら、この国は皆のもので、この国は7600万人をもっている。全員が平等な権利を持つ。平等な権利を持って同じ責任意識で動けば、トルコを子孫へ、未来の世代へ、より強くより一致団結した状態で託せる。これは私たちの責務だと皆さんも分かっているだろう。よって、自分たちの子孫に、より強くより良いトルコを託そう、と考えている。」

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:31075 )