どうなる、国会議員被告のこれから
2013年08月05日付 Milliyet 紙

エルゲネコン裁判の判決が言い渡された。国会議員の今後に注目が集まっている。

在宅起訴で審理にかけられたCHP(共和人民党)国会議員のスィナン・アイギュン(アンカラ選出)は懲役13年6ヵ月の刑を言い渡された。しかし法廷はアイギュン氏に逮捕判決を出さなかった。アイギュン議員は刑罰が与えられたにもかかわらず議員の仕事を続けて行く。訴訟の控訴段階が待たれることになり、最高裁判所が刑を承認すれば、アイギュン議員は刑務所に入り国会議員資格を剥奪される。

裁判所が懲役12年6ヵ月の刑に処したCHP国会議員でバシュケント大学元学長のメフメト・ハベラル氏(ゾングルタク選出)は、釈放されたため国会議員の職務を開始することになる。それに先立っては国会総会で宣誓をするが、国会は現在休暇に入っている。ハベラル議員の宣誓は10月まで待つのか、それともCHP党員の110人の国会議員の署名でもって特別国会に招集するのであろうか?

CHPは公表しなかったが、公正発展党はハベラル議員のために議会が特別招集されることを快く思っていない。与党の幹部らは、「確定ではないが、9月中旬くらいに議会を招集する計画がある。その時に宣誓することができる。」とメッセージを出した。

スィナン・アイギュン被告同様、ハベラル議員にとっても最高裁判所の判決が審判の時となるだろう。最高裁判所が刑罰を承認すれば、与えられた罰は国会議員資格に不適当であるため、政治生命が尽きることになる。

CHP国会議員のムスタファ・バルバイ氏(イズミル選出)は、裁判所によって懲役34年8ヵ月を処せられた。拘束は今後も続く。最高裁判所が判決を修正しない場合、議会にその判決が伝えられ、総会で判決が読み上げられることで、国会議員資格が剥奪される。というのも憲法第84条によると、最終的に有罪判決を受け活動が制限された場合、裁判所の最終判決が総会へ伝えられることで国会議員を辞めなければならないからだ。

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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:31087 )