シリアのバッシャール・アサド大統領、ハーメネイー最高指導者に親書
2013年08月07日付 Jam-e Jam 紙

 〔テヘランを訪れた〕シリア首相はハーメネイー最高指導者の国際問題担当顧問を務めるアリー・アクバル・ヴェラーヤティー氏との会談のなかで、同国のバッシャール・アサド大統領のハーメネイー最高指導者宛の親書を手交した。

 この会談のなかで、ヴェラーヤティー氏はイラン・イスラーム革命の勝利以降、現在に至るまでの両国の戦略的同胞関係の歴史について振り返りつつ、「革命最高指導者はシリアに対して、シオニズムに対するイスラーム世界の抵抗戦線の最前線に位置する国として、大きな重要性を認めてきた。シリアの偉大なる政府と国民に対する支援は、今に至るまでイラン・イスラーム共和国の外交政策の重要課題の一つである」と述べた。

 同氏はさらに、次のように言明した。

幸いなことに、今日われわれは両国の全面的な連帯と協力が貴重な成果を生みだし、パレスチナ国民とイスラーム覚醒運動の敵すら、シオニズムとその国際的・地域的支援者たちに対する抵抗活動家たちの勝利を認めざるを得ない状況へと追い込まれているのを目の当たりにしている。実際彼らは、何とも不名誉なことに、最近になって自らのロードマップを変更し、イスラーム諸国、特にエジプトやイスラームの目覚めの過程で立ち上がったその他の国々に対して、自分たちの本当の姿を、これまで以上に露わにするようになっている。

 公益判別評議会の委員を務める同氏は、この会談の最後に、シリア国民ならびに政府に対して、誇り高くあり続けるよう望むと述べた。

 この会談のなかで、シリアのワーイル・アル・ハルキー首相は、シリアの領土の一体性と、自らの運命に対する同国人民の主権、そして自国の独立を守り続けていくことへの同国政府ならびに国民の確乎たる意志を強調した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31123 )