トルコ軍、レバノンでの国連平和維持活動から撤退へ
2013年08月10日付 Cumhuriyet 紙

レバノンでトルコ航空のパイロット2名が誘拐された後、危機的な状況が生じている。国連任務の枠組みでレバノンに駐留中のトルコ軍が撤退すると発表された。トルコ大国民議会は7月、トルコ軍の国際連合レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)としての任務期間を2013年9月5日以降、もう1年延長することを承認したばかりだった。

国連アンドレア・テネンティ報道官がレバノンのデイリー・スター紙に行った説明では、「280人ほどが撤退予定です。海軍兵士52人が残留します」と語られた。同報道官は、8月上旬に撤退が決定したことと"即座に"撤退するであろうことを述べた。

UNIFILの発表では、「8月6日、UNIFILは国連の平和維持活動局からトルコ政府が9月第一週よりトルコエンジニア建設を撤退させる決定を下したことを知らされた」とされている。

テネンティ報道官は、UNIFILの活動は兵士の数が減少しても影響を受けないこと、すでに兵士数は平和維持活動に従事するのに十分であること明らかにした。レバノンの治安状況が不安定であることがアンカラでの撤退決議に影響を与えたかどうかに関しては、同報道官は「南レバノンの治安レベルは一向に変わっていません」と答えた。

■駐留延長に関して

トルコ大国民議会本会議では、7月上旬、UNIFILの枠組みで任務を行うトルコ軍の任務期間を、2013年9月5日以降もう一年間延長することに関し、政府に権限を与えることを盛り込んだ首相府法案を承認したばかりだった。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:31134 )