オイルレスリングで、ドーピングショック!
2013年08月12日付 Radikal紙


クルクプナル・オイルレスリングにて、ゴールド・ベルトを永久に所有する権利を獲得していたアリ・ギュルビュズ氏が禁止薬物を使用していたことが明らかになった。

トルコ・レスリング連盟オイルレスリング運営委員会のアフメト・タシュチュ委員長は、第652回クルクプナル・オイルレスリングにて3回度目の優勝を飾り、ゴールド・ベルトを保有しているアリ・ギュルビュズ氏のドーピングの使用が確認されたと述べた。

世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が同委員会に提出した報告書において、ギュルビュズ氏のサンプルに2種類の禁止薬物が確認されたと述べたタシュチュ委員長は、「非常に残念な事件である。我々はオイルレスリングがドーピングに汚染されることを望んでいない。冬季から選手にはレスリングへ自然な形で向き合うよう警告していたのだが、明らかなように中には我々の言うことを聞かない者もいたようだ」と語った。

青年スポーツ省、スポーツ総局、連盟としてこの件に関して注意を払ってきたと説明したタシュチュ委員長は以下のように言葉を続けた:
「ドーピングと全世界が戦っている。この薬物の害悪から選手を遠ざけるために管理を厳格に行うことが非常に重要である。アリ・ギュルビュズはクルクプナル・オイルレスリングの今年の優勝者という地位もゴールド・ベルトも失うことになるが、以前の2回の優勝に関しては触れられないだろう。第652回クルクプナル・オイルレスリング大会のチャンピオンはイスマイル・バラバンになる。」

クルクプナル・オイルレスリングでサンプルを提出した選手の中でドーピング物質が検出された者は、前に明らかにしていると述べたタシュチュ会長は、「サンプルを提出した者の内、2人分の結果が我々の元に届いていないが、それがドーピングをしたということを示しているわけではない。サンプルからドーピング物質が検出されたなかったので報告書が送られてこないのかもしれない」と述べ話を終えた。

■2年間の出場禁止になりうる

前の王者であるアリ・ギュルビュズ氏の息子である25歳の選手が2年間の出場禁止処分を受けることが予想されている。さらにギュルビュズ氏は賞も返還することになる。

■賞金は返還

エディルネ市のハムディ・セデフチ市長は、今年行われた第652回クルクプナル・オイルレスリングで優勝したアリ・ギュルビュズ氏からドーピング物質が検出され、彼が獲得したチャンピオンベルトと賞金3万250リラ(約150万円)が返還されることを明らかにした。

トルコ・レスリング連盟オイルレスリング委員会のアフメト・タシュチュ委員長と電話で話をした結果、ギュルビュズ氏からドーピング反応が出たと知ったセデフチ市長は次のように語った:
「ショックである。常々言っているように、クルクプナルはトルコ人にとって光栄、名誉、伝統、ひたいに汗をかくような努力を象徴するような場所なのだ。努力には大きな価値がある。努力というのは合法的でなければならない。アリ・ギュルビュズは非常に勇敢なレスラーであったが、残念ながらドーピングのサンプルで禁止薬物が採取されたということに衝撃を受けた。ドーピングをしていなければ、このような勇敢さを示す場で、このような事は認められない。我々の伝統・慣習・風習にふさわしくないと言いたい。エディルネ市としてアリ・ギュルビュズ氏の優勝を取り消す必要がある。ご存じのように3年連続優勝しているので、ゴールド・ベルトを獲得していた。しかしそのゴールド・ベルトを回収しなければならない。そして2位の選手が1位へ、3位の選手が2位に繰り上がるという形で規則に沿って調整を行う。これが最後になることを願う。オイルレスリングが日々向上していくことを我々は望んでいる。ドーピングをしない勇敢で活気にあふれ若々しいレスリングとレスラーをも求めている。私は残念に思っていることを伝えたい、そのようなことがなければ良かった。賞金とゴールド・ベルトは剥奪する。賞金は繰り上がって優勝した選手へ贈られる。ゴールド・ベルトはアリ・ギュルビュズからドーピング物質が検出されたため、エディルネ市で保管する。資格もないのにベルトを受け取ることなどありえない。」 

■8人のチャンピオンと2人の準チャンピオンもドーピング

チャンピオンのアリ・ギュルビュズ氏と同じくチャンピオンとしてレスリングをしていたセルハト・ギョクメン氏、ギョクハン・アルジュ氏、ムラト・アイドードゥ氏、アリ・アルトゥン氏、ベキル・セチム氏、セルメスト・ブルト氏、スレイマン・アイクル氏、アフメト・セルベスト氏からもドーピング物質が検出されたことが明らかになった。さらに準チャンピオンで、最終試合で優勝しているアブドゥッラー・カチュマズオール氏と2位となったスィナン・カヤ氏もドーピングを行っていたことが発覚した。ドーピング反応が出たチャンピオンらの釈明が求められることが知らされた。

■「本当なら、ゴールド・ベルトを私が返しに行きます」

クルクプナル・オイルレスリングにアンタリヤ県セリキ郡ベレキ町を代表して参加し優勝したアリ・ギュルビュズ氏のドーピングが確認されたことに関し、ベレキ町のユスフ・メジェキ町長(公正発展党員)は、「この件をメディアで知り、非常に残念に思っている。アリ・ギュルビュズと電話で話した。我々とギュルビュズへ公的な文書は届いていない。しかし報道が正しいなら、ギュルビュズへ贈られたゴールド・ベルトと賞金を自らの手で運び、エディルネ市に返します」と述べた。

■ゴールド・ベルトはイスマイル・バラバン氏の元へ

エディルネ市で開催され今年652回目を迎えたクルクプナル・オイルレスリングにおいて、アリ・ギュルビュズ氏がを飾り、永久にゴールド・ベルトを保有する権利を得ていた。そんなアリ・ギュルビュズ氏から禁止薬物が確認されたというニュースは、彼の故郷アンタルヤリヤに衝撃を与えた。ドーピング事件が公となり、ゴールド・ベルトは、ドーピングサンプルで陰性であること判明したファイナリストで、やはりアンタリヤのコンヤアルトゥ町のチャンピオン、イスマイル・バラバン氏へ贈られることになる。

■「ここはレスリング場である」

クルクプナルのチャンピオンの一人であるオルドゥル・レジェプ・カラ氏は、アリ・ギュルビュズ氏から禁止薬物が検出されたことを知り驚いているとと述べた。

レスリング場ではこのようなことが起きてはならないということと、ニュースを聞き遺憾に思っているということを語ったカラ氏はこのように話した。:
「レスリングは先祖の時代から今日まで受け継がれてきたスポーツだ。しかしレスリングにおいても、他の競技と同様にドーピングを行う選手が現れうる。特に今年はドーピングに関したくさんの取り組みがなされていた。クルクプナルから一か月前にコジャエリ広域市が開催したオイルレスリングでは、何人かの選手がドーピングのサンプルを受け取りに来た医者からあかささまに逃げるということがあった。その後、事件は一気に明るみに出た。そして医師、省、連盟は問題の調査に乗りだした。しばらく後に、我々から受け取ったように他の選手たちからもサンプルを受納した。結果として問題はここまで発展したのだ。今年だけで10~11人のチャンピオンからドーピング物質が検出された。このことは顔が赤くなるような恥ずかしいことである。我々は皆、ドーピング問題に困っている。この問題に不快感を持っている。レスリングでなぜこのようなことが起きるのだろうか。まぎれもなくここはレスリング場だ。二度と同じようなことが起こらないよう願っている。こういうことが起こらなければ良かったのだが。我々はスポーツ選手としてこのニュースを悲しみと驚きをもって受け止めた。」

カラ氏は、公式発表の後にクルクプナルでのランキングも変更されるであろう、そのことは、エディルネ市が決定をくだすであろうということを付け加えた。

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(翻訳者:足利阿紀)
(記事ID:31158)