エジプト:治安部隊が同胞団の地方本部を襲撃、ムルスィー派のデモをかく乱
2013年08月19日付 al-Hayat紙

■ムルスィー派のデモをかく乱させた、治安部隊による襲撃の痛手

【カイロ:アフマド・ラヒーム】

7月3日のムルスィー解任のあと初めて、ムスリム同胞団が率いる「正統性支持同盟」は抗議行動の中止を発表した。それは昨日、カイロとギーザで行われることが決まっていたものである。というのは、治安部隊が複数の県および市で同胞団の地方本部を襲ったことにより、同胞団指導部の第二、第三層のあいだで逮捕の懸念が広がり、同胞団が集結する能力に影響が出たのである。

しかしながら、「正統性支持同盟」の一員である「イスラム集団」の指導者であるムハンマド・ヤースィーン氏は、ハヤートに次のように語った。デモ中止が決定された理由は「人々の疲弊だ。なぜなら人々は何週間も通りにいたのであるから。そこでわれわれは支持者を消耗させることがないよう、新しい戦略のなかでこの事態を考慮に入れたのだ」と。

デモ中止の決定に関し、専門家はこれを同盟側と政府のあいだでの交渉のサインと見ている。しかし、ヤースィーン氏はこの報道を否定した。氏が言うには「交渉などない。あるとしても、それは秘密裏に行われはしない。もし私たちが交渉するとすれば、交渉の条件をよくするためにデモで圧力をかける。その逆ではない」ということである。また氏は、複数の県における同胞団指導部に対する治安部隊の襲撃は、集結する能力を損なうまでには至っていないと見ている。

「正統性支持同盟」の姿勢には混乱が現れている。というのは、公式声明のなかで、カイロとギーザのデモ中止が発表されたあと、今度は、カイロ東部のロクシー広場のデモだけが「治安上の理由」で中止された。一方で、支持者たちはカイロのマアーディー地区にある最高憲法裁判所前で集結を続けるよう呼びかけた。その後、ロクシーのデモもまた行われており、中止されたのは記者会見であると発表された。しかしながらこれらのデモは午後4時と決まっていたにもかかわらず、夜間外出禁止令が発行する夕方7時が近づくまで、とくに何の反響もなかった。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:八木久美子)
(記事ID:31214)