ヨルダン:原子炉の建設を決定
2013年08月21日付 al-Hayat 紙

■ヨルダンは研究と訓練のために原子炉建設を決定

【アンマン:ヌールマー・ナアマート】

 ヨルダン原子力規制委員会は、研究と訓練を専門にした最初の原子炉を王国北部にあるヨルダン科学技術大学に建設すると声明で発表した。原子炉の発電能力は5メガワットであり、費用は約1億3000万ドルに上る。

 原子力規制委員会のマジド・イブラヒーム・ハワーリー総局長は、「委員会は原子力安全の研究に2年間という月日を費やした。これは韓国のDaewoo Engineering & Construction社と原子力エネルギー委員会と共に2016年に完了する予定の事業のためである」と述べた。

 ハワーリー総局長は、「委員会は今までに国際原子力機関(IAEA)から5つの代表団を迎えた。我々は彼らとプログラムの計画や許可の施行について話し合い、その実施を検証した」と付け加えた。

 同氏は「委員会は原子力事業の許可において、IAEAの基準と要求事項に則っている。これらの基準は、委員会が発表した規則や通達の条項に含まれている」と指摘した。同氏はまた、「委員会はIAEA、欧州連合、原子力法制専門国際顧問会社(AdSTM)などの国際機関とこれらの基準を検証した」と明言した。

 ハワーリー総局長は、「原子炉建設発表は第一段階である。第一段階には、原子炉建設許可申請、初期安全審査、追加資料(の提出)が含まれる。追加資料とは、地震や環境についての調査、品質保証基準などである。この段階は、原子炉稼働の最終認可発出の前段階である」と強調した。同氏は、「委員会は、第二段階の完成のための活動と準備を続ける予定である。第二段階は、稼働許可発行による原子炉の認可と、委員会の専門家に専門知識と能力を備えることである」と指摘した。

(後略)




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:谷山ひかる )
( 記事ID:31232 )