ゲズィ運動の立役者サッカーベシクタシュの応援団チャルシュ、映画化
2013年08月21日付 Cumhuriyet紙


ゲズィ運動で活躍したベシクタシュのサポーターがトルコで初めて映画化された。

ベシクタシュのサポーターの実像と応援団チャルシュのアイデンティティを描いたドキュメンタリー「反骨精神」の後、初めて銀幕に登場する「私とプレーしない?」は9月27日に公開される予定だ。

映画の監督と脚本はアイドゥン・ブルトと、エイシャン・オズヒムが担う。ワタン紙の報道によるとウーウル・ポラト、エイシャン・オズヒム、エルタン・サバン、セリム・エルドアン、アリフ・エルキン、子役のリュズギャル・ボイレが出演する他、パスカル・ノウマ、フェリドゥン・デュズアアチといったベシクタシュの象徴的人物らもゲスト出演する。

■「黒・白の愛の物語だ」

この映画のスタジオでの作業はもうすぐ完了する。映画はベシクタシュとフェネルバフチェのダービーマッチのエピソードで始まる。エイシャン・オズヒムが演じるスィベルは、9年の服役を終えて長く離れていたベシクタシュの街に戻る。持っていた全てを失い、生まれ育った街が変わってしまったのを見たスィベルは、5年間会えずにいた、孤児院にいる娘リュヤーを引き取る。スィベルは娘が、離れていた間に喪失感と孤独感を(サッカーチームの)ベシクタシュで埋めていたことを知る。少年のように振る舞い、熱狂的なベシクタシュ・サポーターであるリュヤーとスィベルの物語はまさにここから始まる。映画の一番のテーマとして黒と白という色(ベシクタシュのチームカラー)へ寄せられる愛と街の物語が描かれる。「私とプレーしない?」はベシクタシュのサポーターであることや街の習慣、(応援団)チャルシュの精神を映し出す。

■「自治体やサッカークラブから物理的支援は受けていない」

脚本と主演を務めたエイシャン・オズヒムは、「この企画は10年前からあった。しかし3年前脚本を見直して付け加えた。監督のアイドゥン・ブルトはベシクタシュで生まれ育った人だ。スポンサーの援助なしで完全に自分たちの力で撮った映画だ。我々は脚本を一緒に書いた。ベシクタシュ区やベシクタシュクラブから物理的な支援は受けなかった。102分のすばらしい映画ができた」と述べた。

■「100万ドルを借り入れた」

さらにエイシャン・オズヒムは、可能な限り映画について説明し、「この3年間ベシクタシュの試合を必ず観戦している。撮影のために最近の4試合ではイノニュスタジアムにいた。女性の視点から応援団チャルシュとベシクタシュの街を、それらへの愛を描く。チャルシュと一緒に何十もの試合を観た。私はそういった人々と知り合った。我々の生活の場が我々の望まないところで変えられようとしている。この映画の制作動機はイノニュスタジアムの取り壊しだった。イノニュスタジアムへの思い入れと愛がこのプロジェクトを実現させた。我々の街は昔の面影を失い始めた。100万ドルを自費で払った。プロジェクトを実現するために借金をした。ベシクタシュのために一つ言えることがある。『我々の街は男の街。皆を熱くさせる』」と語った。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:小野里ゆみ)
(記事ID:31244)