デミルタシュBDP党首、クルド家族間紛争へ介入
2013年08月23日付 Radikal 紙


ディヤルバクルで先週8名の死者を出した「土地争い」の衝突により家族を失った親族関係者らを集めた追悼の会に参加したセラハッティン・デミルタシュ平和民主党(BDP)党首は、「100年にわたる問題を平和的に解決しようと努力する中での家族間闘争は容認できない」と発言した。

平和民主党(BDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同党首は、100年にわたるクルド問題を武力を用いない形で解決しようと努力する中で、家族が自身の問題を会話や対話ではなく武力で解決することは決して容認できることではないと述べ、家族の者達に常識的な対応を呼びかけた。

BDPの共同党首であるセラハッティン・デミルタシュ党首やギュルタン・クシャナク党首、そして市長らは、先週ディヤルバクルのハズロ郡チフトリバフチェ村でテキン家とウールラヤン家の間で勃発し、8名の死者を出した事件で家族を失った親族らの追悼会に参列した。

ビスミル郡を訪れ、党員らにより歓迎されたデミルタシュ党首とクシャナク党首は、この事件で4名の命を失ったウールラヤン家がウルトゥルク村モスクで開いた追悼会を訪問した。二人はこの会で家老のアブドゥッラフマン・ウールラヤンさんや他の家族らにお悔やみを述べた。

アブドゥッラフマン・ウールラヤンさんはデミルタシュBDP共同党首に、「ようこそおいで下さいました。心より感謝致します。われわれはこの件についてあなた方に一任します。党としてどのようになさり、どのような決断を下そうとも、われわれはそれに従います」と告げた。

セラハッティン・デミルタシュBDP共同党首は、自身らが今これまでにないほど悲しみに暮れており、近年家族内での衝突が異常な形で増加傾向にあることを述べ、この追悼会に参加するだけでなく、この事件を注視するためにも市民社会組織とともにこの訪問を実現させたと話し、以下のようにコメントした。

「家族内でのこうした衝突は容認できない。根拠や理由が何であろうと、人々が会話や対話ではなくそれぞれに武器を持って戦い、問題を解決するようなことは望まない。党として100年にわたる問題を対話により平和的に解決するよう模索し、戦争の根源となる衝突を100%阻止している中で、こうした家族内の争いを認めることはできない。一方で平和を構築し、もう一方で市民がそれぞれに武器を用いて問題を解決しようとすることを、われわれは決して容認しない。問題は会話や対話という方法で解決しなければならない。これはわれわれの党、そして市民らの自主性において行われることである。われわれの党には和平委員会が存在する。このような委員会に申請し、衝突することなく問題を解決しなければならない。」

ビスミル郡での追悼会の後、デミルタシュBDP共同党首とその関係者らはテキン家の追悼会も訪問するためハズロ郡へと向かった。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:31259 )