「未来に対する人民の希望を増大させよ」:ハーメネイー最高指導者、ロウハーニー政権に
2013年08月29日付 Iran 紙


 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨朝、第11期政権〔=ロウハーニー政権〕の閣僚らと初めて面会し、その中で政府と国会が新政権の速やかな発足に向けて協力したことに感謝の意を表明した上で、ロウハーニー師について、明瞭な革命的経歴を有した、信頼感あふれる好ましき人物だと評した。

 同師はまた、良き政府の重要な特徴として、・信条的・倫理的健全性を有していること、・人民に奉仕すること、・正義〔の実現に向けて努力すること〕、・汚職などがなく腐敗と闘うこと、・法律遵守を旨とすること、・理性や知恵を重視すること、・国の内側から湧き出る潜在的な力を信頼し活用すること、などを挙げ、さらに

経済と科学〔の振興〕を優先課題に位置づけるべきだ。インフレを抑制し、国民が基本的に必要としているものをまかない、生産を活発化させて、活力を生みだし、経済の領域を安定化させることで、未来に対する人民の希望を持続させ、増大させることが必要だ。

 と強調した。

 同師はまた、シリアへの介入でアメリカが威嚇的姿勢を示していることについて、地域に悲劇をもたらすのは確実だとした上で、「いかなる介入、いかなる好戦論も、必ずや紛争の火の粉を煽る者たちを害するものとなるだろう」と強調した。

〔‥‥〕

エジプトの内政に干渉する気は毛頭ない

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は地域が抱える重大かつ危機的状況について触れ、「エジプトの内政に干渉するつもりは毛頭ない。しかし、エジプト人民の殺戮に目を閉ざすことはできない」と述べた。

 同師は「われわれは丸腰のエジプト人民の殺戮を非難する」と強調し、さらに「エジプトでの内戦は絶対に回避されねばならない。なぜならエジプトで内戦が起きれば、それはイスラーム世界と〔イラン周辺〕地域にとっての悲劇となるからだ」と付け加えた。

 同師はエジプトに民主主義と国民の意志が回復されることが必要だと強調し、「エジプト人民は何年にもわたる専制を経て、イスラームの目覚めというバラカ(恵み)によって健全なる選挙を実施した。こうした民主主義的な流れは、止められるものではない」と指摘した。

 イスラーム革命最高指導者はシリア情勢について、アメリカが威嚇的態度を示し、介入の可能性を示唆していることは地域にとって悲劇だとし、「もしそのようなこと〔=アメリカによるシリアへの軍事介入〕が起きれば、アメリカは間違いなく、イラク・アフガニスタンへの介入と同じような害を被るだろう」と強調した。

 同師はまた、「域外の外国が一国に介入することは、争いの火の粉を煽る以外、いかなる結果ももたらさないだろう。〔地域の〕諸国民の彼らに対する憎しみを増大させることになろう」と付け加えた。

 同師はさらに、「こうした火の粉を煽る行為は、火薬庫の中で火花を発生させるようなものである。それがもたらす結果は、まったく予想がつかない」と強調した。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31302 )