外務報道官、シリア大統領のテヘラン亡命説を否定
2013年08月29日付 Jam-e Jam 紙

 イラン外務省報道官は、シリア大統領が家族と共にテヘラン入りしたとの噂が一部の海外メディアで伝えられていることについて、質問に答えるなかで、「こうした内容はシオニスト風のジョークのようなものであり、私はそれを否定する」と述べた。

 アラーグチー氏は「モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相によって、外務省民間外交局長のマルズィーイェ・アフハム氏が初の女性報道官に任命されたと伝えられているが、それは確定したものなのか」との質問には、「新たな外務省報道官はすでに確定しており、行政上の手続きが済み次第、正式に発表されるだろう」と言明した。

 外務省報道官はまた、マンスーレ・シャリーフィー=サドル氏がイラン・イスラーム共和国で初の女性大使に任命されるのではないかとの憶測が一部で流れていることについては、「女性1名が外相によって大使に任命されるというのは確定しているが、誰がどの国の大使になるのかについては、いまだ決まってはいない」と述べた。

 セイエド・アッバース・アラーグチー氏はイラン国営通信とのインタビューの中で、ゴラームレザー・アンサーリー駐インド大使が、インドの石油タンカーが〔イラン当局によって〕拿捕されたことを理由に〔インド外務省に〕呼び出されたことについて、「国際海事機関の要請により、ペルシア湾海域を汚染させたインドの石油タンカーが、イラン海軍によって拿捕されたものである」と述べた。

 外務省アジア・太平洋担当次官でもあるアラーグチー氏はその上で、「この石油タンカーは行政上の手続きが行われ、ありうべき損害に対する補償について、同船舶の船長から必要な保証が提出され次第、拘束を解かれることになっている」と付け加えた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31306 )