チュニジア:国会解散譲歩の見返りとして内閣総辞職に合意
2013年08月31日付 al-Hayat 紙

■チュニジア:国会解散譲歩の見返りとして内閣総辞職に合意

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャッラースィー】

イスラーム勢力に反対していたムハンマド・ブラーヒーミー議員が1カ月以上前に、過激なサラフィー主義者によって暗殺されて以後、チュニジアで続いてきた政治的危機を解決するため、さまざまな政党と社会的組織の間で協議が続いた。内務省が発表した。

救済戦線に代表される野党勢力は、制憲国民議会(国会)の解散と、イスラーム主義のナフダ党が主導する内閣の打倒を要求した。

また対話を主催する組織(チュニジア労働総同盟、事業者連合、弁護士委員会、チュニジア人権保護連盟)が、連立与党(ナフダ党、共和国会議、タカットゥル党)の代表者と開いた会議では、チュニジア労働総同盟(チュニジアで最大の労働組織)が提案したイニシアチブに従い、来週初めに対話を始めることで原則合意がなされた。

チュニジア労働総同盟のフサイン・アッバース事務局長は本紙に対して、この原則的合意が「対話に入る前に、アリー・アリード内閣が総辞職を誓約し、対話は中立的な実務内閣の発足に関する合意成立後に実際に辞表が提出されることを条件とする」と定めていると述べた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:井上開 )
( 記事ID:31312 )