トルコ語は、「トルコの言語」か、「トルコの公用語」か―憲法改正作業進む
2013年09月05日付 Zaman 紙


民主平和党(BDP)を除く3党は、先週議会の憲法調整委員会で憲法の第3条に関し合意したが、その後決裂した。

先週委員会で行われた会議では、「国家の不可分な一体性と公用語」という条項が、公正発展党(AKP)、共和民主党(CHP)、民族主義者行動党(MHP)の合意の元、現行の憲法の通り記載されていた。先週の会議に出席し、「現行の憲法にある第3条」をそのまま受け入れたAKPのアフメト・イイマヤ議員は、昨日の会議で同条項においてこれを撤回し、AKPの最初の提案へ戻すことを求めたと述べた。委員会では3党が合意した条項は「青信号」がともったものとされていたが、AKPが昨日「自分たちの提案へ逆戻りした」と明らかにしたことでこの条項に「赤信号」が出た。現行憲法の第3条にあるこの条項は、「トルコ国家は、その国土および国民とともに不可分の一体であり、その言語はトルコ語である。国旗は、その形が法律で定められており、白の月と星が描かれた赤の旗である。国歌は独立行進曲。首都はアンカラである」となっている。
AKPはというと、先週まで委員会に提出していた提案で、この条項で「国の公用語はトルコ語である」と「トルコ国家は国土および国民として不可分の一体である」とするよう変更を求めていた。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:31355 )