ハタイの中東工科大支援デモで、死者
2013年09月10日付 Milliyet 紙


ハタイ県にて発生した事件で死亡した22歳のアフメト・アタカンの死に関する更なる映像が流された。

ハタイ県にて中東工科大学(ODTÜ)への支援デモで死亡したアフメト・アタカンが転落する瞬間をとらえたアマチュア用カメラの記録が発見された。同映像で装甲車2台が通る中、上階から人が転落する様子が伺える。

■ 共和国検事によるアフメト・アタカンに関する発表

ハタイ県共和国検事であるベスタミ・テズジャン氏は、デモ時に死亡したアフメト・アタカンの死因が、アダナ県法医学協会検視報告によれば、転落によるものであると発表した。

テズジャン検事は、ÖDTUの事件への支援及びゲズィ公園での事件で亡くなったアブドゥッラー・ジョメルトの死に関する秘密のベールを暴こうと実施されたデモで死亡したアフメト・アタカンの死因に関し書面発表を行い、アタカンの事件に関して詳細に渡る捜査が多方面で継続中であると明らかにした。

ハタイ県共和国検事局の公式サイトに掲載された書面発表には以下の記述があった:「ハタイ県中心地にて2013年9月9日日曜日、アルムトル街区にて発生した集団デモ時にアフメト・アタカンという名の市民が死亡した要因に関して進められている捜査にあたって、死因に関する詳細かつ多方面に渡る調査が開始された。と同時に、この関連して、検死作業が行われた後に、司法当局により事件現場が詳細に調査され、周囲で発見されたカメラ映像が確保され、事件前、事件時、事件後に関する証言者の証言が得られ、得られた全情報は他の証拠と共に詳細なる調査及び解析に当たっている。明確な死因を明らかにする目的で、遺体はアダナ県法医学協会グループ本部に移送され、アダナ県共和国検事局の2013年9月10日付の「検死報告」によれば、「…脊髄損傷、脳出血、内臓器官の損傷から発生した内部出血の結果、死亡に至ったことが…」、初段階で確認され、また詳細な報告が以後、提出される事がハタイ県共和国検事局に伝えられた。最近の報告によれば、ハタイ 県共和国検事局によって実施された検死作業及びアダナ県共和国検事局によって行われた検死作業では死亡したアフメト・アタカンの遺体に銃や刺し傷に関する痕跡が見られなかった事が確認され、法医学協会専門家による検死作業の結果明らかになった内出血の痕跡と確認されたカメラ映像で裏付けされた転落シーンとが辻褄 が合うと考察されている。ただ、アフメト・アタカンの確かな死因に関しては今後の詳細な法医学協会による報告及び他の証拠と共に考察され、結果が明らかになり次第、謹んで公表することになる。」

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:31411 )